脳を知る・創る・守る・育む 6


はじめに
伊藤 正男(理化学研究所)

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文学と脳
加賀 乙彦(作家)

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脳と心の進化
澤口 俊之(北海道大学)
霊長類の系統進化と相対脳重/脳進化と大脳新皮質の大きさ/化石霊長類とヒト科霊長類の脳進化/現生霊長類にみる脳進化学/脳進化を支える要因/食性と社会構造と脳の発達/性競争と脳の発達/大脳新皮質を発達させた三要因/ヒトの特徴と脳の進化/脳の領野・構造・機能/心はどのように進化してきたか/階層ネットワーク構造の進化/人為選択による脳の発達/思考の起源と進化/おわりに

秩序だった神経ネットワークを生みだす分子メカニズム
藤澤  肇(名古屋大学)
神経ネットワーク形成の素過程/成長円錐と軸索ガイド分子/セマフォリン3Aとその受容体ニューロピリン1/秩序だった神経ネットワークの形成にニューロピリン1を介したセマフォリン3A軸索反発シグナルは不可欠である/ニューロピリン1を介したセマフォリン3A軸索反発シグナルは交感神経系の形成に不可欠である/おわりに

分子を感じる脳のにおい地図
森  憲作(東京大学)
はじめに―脳科学とは/日常生活における嗅覚の役割/嗅覚とにおい分子の種類/におい分子を感じる神経システム/嗅覚系の構造/におい分子受容体/においの種類とにおい分子受容体の組み合わせ/個々の糸球は一種類の受容体を表現する/嗅覚におけるにおい分子受容体地図/におい分子受容体地図の作成/におい分子受容体地図の特徴/においの質に対応するにおい分子受容体地図の作成へ/においの研究から情動のメカニズムの解明へ

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エンターテイメントロボットにおける知能とは?
藤田 雅博(ソニー)
なぜ、エンターテイメントロボットか/エンターテイメントロボットとは/物理接地と情動接地/人が感じる知性/ガーフィンケルの実験/ロボットに知性を感じる因子―形状と動き/人間型ロボットに期待される知能

学習と記憶の計算モデル
塚田  稔(玉川大学)
脳とノイマン型計算機/ダイナミック脳観/記憶の三位一体説/海馬における学習則/光による荷重変化の計測法/空間情報のシナプス空間への写像/時間情報のシナプス空間への写像/海馬で働く学習則/理論モデルによる学習則の機能比較/理論シミュレーションの生理学へのフィードバック/シナプス可塑性の長期増強の誘発メカニズム/海馬の短期記憶のまとめ

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アルツハイマー病治療法の進歩
井原 康夫(東京大学)
アルツハイマー病の発病率  アルツハイマー病の病理  アルツハイマー病の発症過程
アルツハイマー病の病理と臨床の関係  コリン作動性仮説に基づく治療法の開発
治療薬としてのアセチルコリン・エステラーゼ阻害剤  アルツハイマー病における神経細胞の脱落
アミロイドカスケード仮説  ワクチン療法  ガンマ・セクレターゼ阻害剤
ワクチン療法の副産物―Aβ引き抜き現象  非ステロイド性消炎剤とアルツハイマー病  まとめ
運動ニューロンの変性を防ぐ

球脊髄性筋萎縮症を中心に
祖父江 元(名古屋大学)
球脊髄性筋萎縮症の臨床上の特徴  疾患の原因を探る  SBMAの病理所見
なぜ運動ニューロンにだけ影響するのか  SBMAのトランスジェニックマウスの開発
SBMAトランスジェニックマウスの病理所見  去勢(睾丸術)による治療の可能性
新しい治療法の開発  ポリグルタミン病の治療戦略

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「臨界期」の仕組み
ヘンシュ貴雄(理化学研究所)
神経回路の臨界期と可塑性  マウスの視覚経路の臨界期  臨界期が起こる機序
脳内抑制が可塑性の引き金  聴覚野での臨界期  言語音の識別能力と臨界期
臨界期には順番がある  「三つ子の魂」の脳内機構  臨界期は再開できるか
おわりに