第11回「大学と科学」がん研究最前線−研究と臨床の現場から−
伊藤 嘉明 (イトウ ヨシアキ)
京都大学ウイルス研究所所長。医学博士。昭和38年東北大学医学部医学科卒業。昭和43年東北大学大学院医学研究科修了。昭和43年東北大学医学部助手、米国デューク大学Reseach Associate、英国インペリアル癌研究基金研究所上級研究員、米国国立癌研究所室長、京都大学ウイルス研究所教授を経て平成7年より現職。

上田 龍三 (ウエダ リュウゾウ)
名古屋市立大学医学部内科教授。医学博士。昭和44年名古屋大学医学部卒業。同第一内科入局、昭和51年から4年間ニューヨークのスローン・ケタリング癌研究所へ留学。愛知県がんセンター研究所・化学療法部主任研究員、同室長、昭和63年同部長を経て、平成7年9月より現職。平成5〜8年厚生省がん助成金「成人難治性白血病の治療」班の研究代表者。専門は血液学、腫瘍内科学。

北川 知行 (キタガワ トモユキ)
(財)癌研究会癌研究所所長。医学博士。昭和38年東京大学医学部医学科卒業。昭和43年東京大学大学院修了。昭和43年東京大学医学部助手(病理学)。昭和45年癌研究会癌研究所研究員。昭和53年同病理部長。昭和60年同病理部長兼副所長。平成5年より現職。

黒木 登志夫 (クロキ トシオ)
昭和大学腫瘍分子生物学研究所所長・教授。昭和35年東北大学医学部卒業。インターンを経てがん研究に入る。昭和42年東北大学抗酸菌病研究所助教授、昭和44年〜46年米国ウイスコンシン大学留学、昭和50年〜53年WHO国際がん研究機関勤務を経て、昭和59年〜平成8年東京大学医科学研究所癌細胞学研究部教授。平成8年4月より昭和大学腫瘍分子生物学研究所教授。専門は、発がんとがん細胞の細胞生物学。

佐谷 秀行 (サヤ ヒデユキ)
熊本大学医学部教授。医学博士。昭和56年神戸大学医学部卒業。昭和62年神戸大学大学院医学研究科修了。医学博士。昭和63年米国テキサス大学M. D.アンダーソン癌センター助教授。平成6年熊本大学医学部腫瘍医学講座教授

清水 憲二 (シミズ ケンジ)
岡山大学医学部教授(分子細胞医学研究施設・病態遺伝子解析部門)。理学博士。昭和44年3月九州大学理学部卒業。昭和46年3月九州大学大学院修士課程修了。昭和47年12月九州大学大学院理学研究科博士課程中退。昭和48年1月九州大学理学部助手(分子遺伝学)。昭和51年10月理学博士。昭和55年8月〜58年3月米国、Cold Spring Harbor研究所客員研究員。昭和63年2月九州大学理学部助教授(分子遺伝学)。昭和63年8月九州大学医学部助教授(生化学)。平成6年4月岡山大学医学部教授(病態遺伝子解析学)。

清水 弘之 (シミズ ヒロユキ)
岐阜大学医学部教授(公衆衛生学講座)。医学博士。昭和47年岐阜大学医学部医学科卒業。国立名古屋病院内科研修医、愛知県がんセンター研究所研究員(疫学部)、東北大学医学部助教授(公衆衛生学講座)を経て、平成元年より現職。専門は、がんの疫学。

清木 元治 (セイキ モトハル)
金沢大学がん研究所教授。医学博士。昭和56年3月金沢大学大学院医学研究科修了。昭和55年4月日本学術振興会大学院特別奨励研究員、昭和57年1月(財)癌研究会癌研究所研究員、昭和61年10月(財)癌研究会癌研究所研究員、昭和61年10月(財)癌研究会癌研究所主任研究員、昭和63年10月金沢大学がん研究所教授、平成9年4月東京大学医科学研究所教授。昭和63年〜平成元年米国NCI/NIH・病理部・がん転移研究部門(Dr. l. a. Liotta)。

高久 史麿 (タカク フミマロ)
自治医科大学学長。東京大学名誉教授。国立国際医療センター名誉総長。医学博士。昭和29年3月東京大学医学部卒業。昭和33年4月群馬大学医学部助手。昭和35年1月東京大学医学部助手として東大冲中内科に勤務。昭和37年1月国際原子力委員会留学生としてシカゴ大学に留学。昭和39年8月東京大学医学部助手。昭和47年4月自治医科大学内科教授。昭和57年7月東京大学医学部第三内科教授。昭和61年4月東京大学評議員。同5月文部省高等教育局科学官。昭和62年9月東京大学医科学研究所教授。病態薬理教授兼任。昭和63年4月東京大学医学部長。平成2年4月国立病院医療センター院長。東京大学第三内科教授、自治医科大学副学長(非常勤)兼任。同12月東京大学第三内科教授退官。平成5年10月国立国際医療センター総長。平成7年5月東京大学名誉教授。平成8年4月自治医科大学学長、国立国際医療センター名誉総長。

高橋 俊雄 (タカハシ トシオ)
京都府立医科大学教授。日本外科学会会長。日本癌学会会長。医学博士。昭和34年東北大学医学部卒業。東北大学医学部第一外科助手、京都府立医科大学第一外科講師、助教授を経て昭和51年秋田大学医学部第一外科教授、昭和59年京都府立医科大学第一外科教授。専門は消化器外科。特に胃がん、大腸がんの治療。がん転移の研究。

武部  啓 (タケベ ヒラク)
京都大学医学研究科教授。理学博士。昭和32年3月東京大学理学部生物学科植物課程卒業。昭和34年3月東京大学生物系大学院修士課程修了。昭和38年9月理学博士(東京大学)。昭和34年3月ジョンズ・ホプキンス大学(アメリカ)研究員。昭和36年10月東京大学理学部助手。昭和38年8月大阪大学医学部助手。昭和40年1月大阪大学医学部講師。昭和46年4月大阪大学医学部助教授。昭和51年12月京都大学放射線生物研究センター教授。昭和57年10月京都大学医学部教授(平成7年度より医学研究科に改組、放射線遺伝学領域)。

田原 榮一 (タハラ エイイチ)
広島大学医学部医学科長。医学博士。昭和43年広島大学大学院医学研究科病理系修了、医学博士。昭和43年広島大学助手(医学部病理学第二講座)。昭和47年広島大学講師(同)。昭和50年ドイツ連邦共和国フンボルト財団奨学研究員としてボン大学病理学研究所に留学。昭和52年広島大学助教授。昭和53年広島大学教授(医学部病理学第一講座)現在に至る。昭和60年広島大学評議員。昭和61年広島大学医学部附属病院病理部長。平成6年広島大学医学部動物実験施設長。平成8年4月から広島大学医学部医学科長。

富永 祐民 (トミナガ スケタミ)
愛知県がんセンター研究所所長。医学博士。昭和37年大阪大学医学部卒業。昭和42年大阪大学大学院医学研究科(公衆衛生学)修了。昭和42〜48年米国メリーランド大学医学部へ留学し、助手、助教授を経て準教授。昭和49〜52年厚生省、環境庁勤務。昭和52年愛知県がんセンター研究所疫学部長、昭和60年同副所長、平成2年より現職。

新津 洋司郎 (ニイツ ヨウシロウ)
札幌医科大学医学部内科学第四講座教授。昭和42年札幌医科大学卒業。昭和47年札幌医科大学大学院医学研究科修了。昭和43年米国マサチューセッツ工科大学栄養学講座に客員研究員として留学。昭和47年アルバートアインシュタイン医科大学生化学教室にリサーチアソシエートとして留学。昭和56年札幌医科大学内科学第四講座助教授。昭和63年同教授、現在に至る。平成4年3月〜平成6年3月同大学附属病院副院長。専門は血液、消化器腫瘍学。

濱岡 利之 (ハマオカ トシユキ)
大阪大学医学部教授。医学博士。昭和39年大阪大学医学部卒業。昭和44年大阪大学大学院医学研究科修了。大阪大学医学部助手、ハーバード大学医学部講師、大阪大学医学部助教授を経て昭和53年より現職。医学部長。現在、文部省がん重点研究「がん診断治療の基礎研究」代表者。専門は免疫学、腫瘍医学。

福島 昭治 (フクシマ ショウジ)
大阪市立大学医学部第一病理学教室教授。昭和42年3月名古屋市立大学医学部卒業。昭和43年4月名古屋市立大学医学部第一病理学教室助手。昭和49年7月名古屋保健衛生大学衛生学部病理学教室講師。昭和52年10月アメリカ・マサチューセッツ大学医学部病理学教室留学。昭和54年11月名古屋市立大学医学部第一病理学教室講師。昭和55年7月名古屋市立大学医学部第一病理学教室助教授。平成2年10月大阪市立大学医学部第一病理学教室教授。現在に至る。

渡辺  泱 (ワタナベ ヒロキ)
京都府立医科大学教授。医学博士。昭和35年東北大学医学部卒業。昭和40年東北大学大学院医学研究科博士課程修了。昭和40年東北大学助手、昭和42年同講師。昭和51年京都府立医科大学教授。平成8年京都府立医科大学医療技術短期大学部学部長を兼務。専門は泌尿器科学。