第16回「大学と科学」心の発達、ことばの発達−子どもはなにをどのように学ぶのか
板倉 昭二(イタクラ ショウジ)
京都大学大学院文学研究科基礎心理学分野助教授。理学博士。1983年横浜国立大学教育学部心理学科卒業、86年京都大学大学院理学研究科修士課程動物学専攻修了、89年京都大学大学院理学研究科博士課程霊長類学専攻修了。理学博士(京都大学)。89〜91年日本学術振興会特別研究院(京都大学霊長類研究所)、92年大分県立芸術文化短期大学専任講師、95年同短期大学助教授、97〜98年米国エモリー大学ヤーキース霊長類センター研究員、98年大分県立看護科学大学人間科学講座助教授を経て、2000年10月より現職。

今泉  敏(イマイズミ サトシ)
広島県立保健福祉大学保健福祉学部コミュニケーション障害学科教授。工学博士。1977年東北大学大学院工学研究科電気及通信工学専攻博士課程修了。工学博士。78年近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室助手、83年スウェーデン王立工科大学音声通信・音楽音響学部門客員研究院、84年東京大学医学部音声言語医学研究施設助教授、97年東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻助教授を経て、2001年より現職。

今井むつみ(イマイ ムツミ)
慶応義塾大学環境情報学部助教授。1989年慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程終了、94年ノースウェスタン大学心理学部大学院博士課程終了。Ph.D.(ノースウェスタン大学)。93年慶應義塾大学理学部環境情報学部助手、専任講師を経て、2000年より現職。1994年American Psycological Association Dissertation Award、95年発達科学教育奨励賞、98年日本認知科学会学会奨励賞、2000年日本心理学会奨励賞など受賞。

内田 伸子(ウチダ ノブコ)
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科教授。学術博士。お茶の水女子大学文教育学部卒業、お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修了。一橋大学社会学部助手、お茶の水女子大学文教育学部心理学科専任講師、助教授、1990年教授を経て、98年より現職。この間、92年より放送大学客員教授(乳幼児心理学・言語発達心理学〔大学院〕発達心理学担当)、95〜97年スタンフォード大学客員研究院、93〜99年文部省大学設置審議会専門委員、99年大学設置審議会大学設置分科会委員、98〜99年文部省教育課程審議会委員(中学校国語科)。1978年城戸奨励賞(日本教育心理学会)、80年読書科学研究奨励賞(日本読書学会)、2000年読書科学賞(日本読書学会)など受賞。

大津由紀雄(オオツ ユキオ)
慶応義塾大学言語文化研究所教授。Ph.D.(言語学)。1975年東京教育大学大学院文学研究科修士課程英語学専攻修了、81年MIT大学院言語学・哲学研究科博士課程言語学専攻修了。和光大学人文学部専任講師、東京学芸大学教育学部助教授、日本英語学会副会長、言語科学会会長。

川島 隆太(カワシマ リュウタ)
東北大学未来科学技術共同研究センター教授。医学博士。1985年東北大学医学部卒業、89年東北大学大学院医学研究科修了。89年東北大学加齢医学研究所(旧抗酸菌病研究所)研究生、93〜95年スウェーデン王立カロリンスカ研究所客員研究院、95年東北大学加齢医学研究所助手、98年同講師、2001年同教授、同年より現職。1996年日本核医学会賞など受賞。

桐谷  滋(キリタニ シゲル)
神戸海星女子学院大学文学部教授。医学博士。1963年東京大学理学部卒業。72年東京大学医学部音声言語医学研究施設助教授、76年医学博士(東京大学)、84年東京大学医学部音声言語医学研究施設教授を経て、2000年より現職。この間、米国ベル研究所、ウィスコンシン大学等に客員研究員として滞在、人間の音声の生成、知覚の基礎的研究を行うとともに音声言語獲得、第二言語学習の研究にも携わる。朝日学術奨励賞、日本音響学会佐藤論文賞など受賞。

窪薗 晴夫(クボゾノ ハルオ)
神戸大学文学部助教授。Ph.D.1979年大阪外国語大学外国語学部英語学科卒業、81年名古屋大学大学院文学研究科博士前期過程修了、88年エジンバラ大学大学院博士課程修了。82年南山大学外国語学部助手、82年同大学講師、90年同大学助教授、92年大坂外国語大学外国語学部助教授、94〜95年カリフォルニア大学言語学科客員研究員、95年7〜9月マックスプランク心理言語学研究所客員研究員を経て、96年より現職。1995年市川三喜賞、97年金田一京助博士記念賞など受賞。

小嶋 祥三(コジマ ショウゾウ)
京都大学霊長類研究所教授。文学博士。1968年早稲田大学第一文学部哲学科卒業、72年早稲田大学大学院文学研究科博士課程心理学専修中退。72年京都大学霊長類研究所心理研究部門助手、86年同神経生理研究部門助教授、89年同心理研究部門教授。93年改組により同行動神経研究部門教授。

佐野 哲也(サノ テツヤ)
明治学院大学文学部英文学科助教授。1987年東京大学文学部言語学科卒業、89年東京学芸大学教育学研究科英語教育専攻修士課程修了、95年UCLA,Department of Linguistics,Ph. D. 修了。95年明治学院大学英文学科専任講師、98年より現職。

辰巳  格(タツミ イタル)
東京都老人総合研究所言語・認知・脳機能研究グループリーダー。医学博士。1967年電気通信大学通信工学科卒業、70年電気通信大学電波通信研究科修士課程修了。72年東京都老人総合研究所言語聴覚研究室研究員、90年より現職、92年オハイオ州立大学客員研究員、98年認知神経心理学研究会代表。

友永 雅己(トモナガ マサキ)
京都大学霊長類研究所行動神経研究部門思考言語分野助教授。理学博士。1986年大阪大学人間科学部卒業、91年大阪大学大学院人間科学研究科単位取得退学。日本学術振興会特別研究院(PD)、同年京都大学霊長類研究所心理研究部門助手、94年理学博士(京都大学)、96年より現職。1998年日本心理学会研究奨励賞受賞。

藤田 和生(フジタ カズオ)
京都大学大学院文学研究科基礎心理学分野教授。理学博士。1976年京都大学理学部生物系卒業、82年同大学院理学研究科動物学専攻博士後期過程修了。日本学術振興会奨励研究院、日本学術振興会特別研究院PD、87年京都大学霊長類研究所心理研究部門助手、89〜91年米国ブラウン大学心理学部客員研究院、93年京都大学霊長類研究所行動神経研究部門認知学習分野助手、同年同研究所同部門思考言語分野助教授、96年京都大学大学院文学研究科基礎心理学分野助教授を経て、99年より現職。1997年日本心理学会研究奨励賞、98年日本心理学会研究奨励賞受賞など受賞。

山本 淳一(ヤマモト ジュンイチ)
慶応義塾大学文学部助教授。文学博士。1980年慶応義塾大学文学部社会・心理・教育学科心理学専攻卒業、82年慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻修士課程修了、85年慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻博士課程単位取得。文学博士(慶応義塾大学)。88〜89年日本学術振興会特別研究院、89〜95年明星大学人文学部心理・教育学科専任講師、95〜99年明星大学人文学部心理・教育学科助教授、99〜2001年筑波大学心身障害学系助教授を経て、2001年より現職。1999年内山記念賞受賞など受賞。