第17回「大学と科学」光でナノテク・ナノサイエンス
荒川 泰彦(アラカワ ヤスヒコ)
東京大学先端科学技術研究センター教授。同ナノエレクトロニクス連携センター長。工学博士。
1975年東京大学工学部電子工学科卒業、80年同大学大学院博士課程修了。東京大学生産技術研究所講師、同助教授、同教授を経て、現職。その間、応用物理学会編集委員長、IEEEJ. of Quantum Electronics副編集長などを歴任し、現在Solid State Electeronics編集長、IOPNJPアジア地域編集長。また、現在文部科学省世界最先端IT国家実現重点研究開発「光・電子デバイス技術開発」プロジェクトおよび経済産業省高度情報基盤プログラム「フォトニックネットワークデバイス技術開発」プロジェクトのプロジェクトリーダを務める。
専門は量子ナノデバイスの理論研究、ナノテクノロジーおよびそのデバイス応用の研究。
電子情報通信学会論文賞、同業績賞、同エレクトロニクス賞、日本IBM科学賞、服部報公賞、日産科学賞、ISCS Quantum Devices Award、日経IP賞など受賞。

飯島 澄男(イイジマ スミオ)
名城大学理工学部材料機能工学科教授、日本電気株式会社NECラボラトリーズ特別主席研究員(兼務)、科学技術振興事業団国際共同研究事業「ナノチューブ状物質」プロジェクト代表研究者(兼務)、独立行政法人産業技術総合研究所新炭素系材料開発研究センターセンター長(兼務)。理学博士。
1968年東北大学理学部物理学科博士課程修了。東北大学科学計測研究所助手、米国アリゾナ州立大学研究員、英国ケンブリッジ大学客員研究員、新技術事業団創造科学推進事業グループリーダーを経て、現在に至る。
専門は固体物理、材料科学、電子顕微鏡学、結晶学。
2001年米国物理学会フェロー、アジレント欧州物理学賞、02年マックグラディ新材料賞(米物理学会)、フランクリンメダル(物理学)、恩賜賞・日本学士院賞など受賞多数。

入江 正浩(イリエ マサヒロ)
九州大学大学院工学研究院(応化機能教室)教授。工学博士。
1966年京都大学工学部高分子化学科卒業(同大学院博士課程中退)。北海道大学工学部助手、大阪大学産業科学研究所助教授、九州大学機能物質科学研究所教授を経て、96年より現職。98年より科学技術振興事業団戦略的基礎研究推進事業(CREST)研究代表者を務める。
専門は光化学。特にフォトクロミック分子材料の開発。
1988年高分子学会賞、93年光化学協会賞、95年ダ・ヴィンチ賞を受賞。

潮田 資勝(ウシオダ スケカツ)
東北大学電気通信研究所教授。理学博士。
1964年Dartmouth College卒業、65年University of Pennsylvania理学修士修了、69年同大学理学博士修了。カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)理学部物理学科助教授、準教授、教授を経て、85年より現職。その間、北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科教授、理化学研究所フロンティア研究システムチームリーダー(98年より現在)、電気通信研究所附属超高密度・高速知能システム実験施設長(2000年より現在)を務める。日本物理学会副会長 (02年より)、科学技術振興事業団戦略的創造研究推進事業「情報・バイオ・環境とテクノロジーの融合による革新的技術の創製」領域総括(02年より)。
専門は表面ナノ構造の電子物性。
1988年科学計測振興会賞、96年American Physical Society Fellowを受賞。

梅田 倫弘(ウメダ ノリヒロ)
東京農工大学工学部機械システム工学科教授。工学博士。
1975年静岡大学工学部電子工学科卒業、77年同大学大学院工学研究科修士課程修了。静岡大学電子工学研究所助手、東京農工大学工学部助教授を経て、96年より現職。
専門は精密計測工学。特にレーザー応用ナノ計測。

江刺 正喜(エサシ マサヨシ)
東北大学未来科学技術共同研究センター教授。
1971年東北大学工学部電子工学科卒業、76年同大学大学院博士課程修了。東北大学工学部助手、助教授を経て、90年より現職。その間、東北大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長、財団法人半導体研究振興会常務理事・研究所副所長、電気学会センサ・マイクロマシン準部門長などを務める。
専門は半導体センサ・マイクロマシニングによる集積化システム。特に省エネルギー・省資源のための小型・集積化技術。
1980年電子通信学会業績賞、93年日本IBM科学賞などを受賞。

大津 元一(オオツ モトイチ)
東京工業大学大学院総合理工学研究科教授。工学博士。
1973年東京工業大学工学部電子工学科卒業、78年同大学大学院理工学研究科電子物理工学専攻博士後期課程修了。東京工業大学精密工学研究所助手、同大学理工学国際交流センター助教授、同大学大学院総合理工学研究科助教授を経て、91年より現職。その間、米国AT&Tベル研究所研究員、財団法人神奈川科学技術アカデミー・大津「フォトン制御」プロジェクトリーダー、科学技術振興事業団創造科学技術推進事業・大津「局在フォトン」プロジェクト総括責任者(97年より現在)を務める。
専門は光エレクトロニクス。特にナノフォトニクス。
1991年光産業技術振興会・桜井健二郎氏記念賞、92年手島工業教育資金団・発明賞、96年手島工業教育資金団・著述賞、98年井上学術賞、2002年表面技術協会論文賞など受賞多数。

川勝 英樹(カワカツ ヒデキ)
東京大学生産技術研究所助教授。工学博士。
1990年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学生産技術研究所講師、助教授を経て、現在に至る。その間、スイスバーゼル大学物理学研究所客員研究員、フランス国立科学研究センター振動子物理計量研究所客員研究員。
専門はナノメカニクス。特にナノプローブ法。現在は力計測の高周波化と並列化に関心をもつ。
1993年高度自動化技術振興財団本賞を受賞。

河田  聡(カワタ サトシ)
大阪大学大学院工学研究科応用物理学専攻教授、理化学研究所主任研究員。工学博士。
1974年大阪大学工学部応用物理学科卒業、79年同大学大学院博士課程修了。日本学術振興会奨励研究助手、カリフォルニア大学アーバイン校電気工学科研究助手、大阪大学工学部助手、助教授を経て、93年より教授。
専門は光学・分光学、ナノテクノロジー、計測学、バイオフォトニクスなど。
1996年日本IBM科学賞、97年“芸術のための科学賞”ダ・ヴィンチ優秀賞(フランス)、98年市村学術賞、2002年島津賞など受賞多数。


木下 修一(キノシタ シュウイチ)
大阪大学大学院生命機能研究科教授。理学博士。
1978年東京大学大学院理学系研究科化学専門課程博士課程修了。大阪大学理学部物理学科助手、北海道大学応用電気研究所助教授、大阪大学理学研究科物理学専攻教授を経て、2002年より現職。
専門はレーザー分光。特に複雑系の光物性。

高原 淳一(タカハラ ジュンイチ)
大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻助教授。博士(工学)。
1990年大阪大学基礎工学部電気工学科卒業、95年同大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、大阪大学大学院基礎工学研究科助手を経て、2003年より現職。ミレニアムプロジェクト研究代表者(2000〜02年)、阪大フロンティア研究機構テーマリーダー(02年から現在)を務める。
専門はナノフォトニクス。特に近接場光学、低次元光波、ナノ構造による輻射場制御。

難波  進(ナンパ ススム)
大阪大学名誉教授。博士(工学・理学)。
1950年大阪大学工学部卒業。59年工学博士(東京大学)、62年理学博士(京都大学)。66年理化学研究所半導体工学研究室主任研究員、67年大阪大学基礎工学部教授を経て、91年より現職。
専門は電子工学。特に超微細加工。
1988年紫綬褒章受章、83年大河内記念技術賞を受賞。


野田  進(ノダ ススム)
京都大学大学院工学研究科電子工学専攻教授。工学博士。
1982年京都大学工学部電気工学科卒業、84年同大学大学院工学研究科修士課程修了。三菱電機株式会社、京都大学工学部電気工学科助手、助教授、同大学院工学研究科電子物性工学専攻助教授を経て、2000年より現職。
専門は半導体フォトニック結晶、量子ナノ構造など光量子電子工学。
1991年安藤博記念館学術奨励賞、99年丸文学術研究奨励賞、2000年日本IBM科学賞、02年光協会桜井賞など受賞。

羽根 一博(ハネ カズヒロ)
東北大学大学院工学研究科機械電子工学専攻教授。工学博士。
1978年名古屋大学工学部電子工学科卒業、同大学大学院博士課程修了。名古屋大学工学部助手、同助教授、カナダ国立研究所研究員を経て、94年より現職。
専門は光計測と微細加工。特に光マイクロマシン。
1996年精密工学会賞を受賞。


林  真至(ハヤシ シンジ)
神戸大学工学部電気電子工学科教授。工学博士。
1975年ピエール・エ・マリー・キューリー大学(パリ座膤悄紡膤惘〕学研究科博士課程固体物理学専攻修了。京都工芸繊維大学工芸学部助手、神戸大学工学部助教授を経て、96年より現職。
専門はメゾスコピック材料学。特にナノ結晶の光物性。


柳田 敏雄(ヤナギダ トシオ)
大阪大学大学院生命機能研究科長/ナノ生体科学教授。工学博士。
1969年大阪大学基礎工学部電気工学科卒業、71年同大学大学院基礎工学研究科(電気工学)修士課程修了、74年同研究科(生物工学)博士課程中退。株式会社村田製作所、大阪大学大学院基礎工学部生物工学科文部教官教授、同大学医学部医学科第一生理学文部教官教授を経て、2002年より現職。その間、新技術事業団柳田生体運動子プロジェクト総括責任者、新技術事業団1分子過程プロジェクト総括責任者を歴任。戦略創造「ソフトナノマシンプロジェクト」研究代表者。日本生物物理学会会長。
専門は生物物理学、ナノバイオロジー。
1992年第1回Matsubara Lecture Award(Gordon Conference)、94年第25回内藤記念科学振興賞(内藤記念振興財団)、98年日本学士院賞恩賜賞、99年朝日賞(98年度)など受賞。