こころの働きと病・覚醒剤−2007〜2009世界脳週間の講演より−
 東京学芸大学附属高校での講演(図1)ということで、今日はとても楽しみにしてきました。それには二つの理由があります。まず、皆さんの先輩方にとてもお世話になっているためです。先日、高名な東京医科歯科大学医学部精神科の西川徹教授と厚生労働省の研究班でご一緒したときに、「今度、学芸大附属高校へ講演に行くことになりました」とお話ししたところ、「僕はそこのOBです」と伺いました。別の研究班でお世話になっている東北大学の大隅典子教授もこちらのOGですし、皆さんよくご存じの茂木健一郎さんとは理化学研究所脳科学総合研究センターの伊藤正男先生の研究室でご一緒しましたが、茂木さんもここのOBです。そして、この世の中で私がもっとも頭が上がらない人が、こちらのOGです。私の家内です。(以下、本文へ)