文化財の保存と修復 9−東北の文化財
|
東北の歴史と文化財 東北芸術工科大学 入間田 宣夫 1.中世奥羽の地域区分によせて/2.平泉―浄土思想を基調とする文化的景観―/3.中尊寺領骨寺村の文化的景観/むすびにかえて 平泉の文化を世界遺産に 平泉の歴史と文化 前・東北歴史博物館館長 工藤 雅樹 はじめに/1.世界遺産条約/2.平泉の文化遺産 史跡多賀城跡の保存と整備 新たな保存と活用をめざして 多賀城跡調査研究指導委員 進藤 秋輝 多賀城の性格/多賀城の構成/多賀城跡の現状/江戸時代の保存と歴史観/明治〜昭和初期の保存と歴史観/発掘調査・整備の開始/研究所の設立と指定地の拡大/多賀城跡の管理/史跡整備の経緯と手法/新たな保存と活用をめざして 東北の文化財をまもる! 文化財保存の継承の継続・新しい方法の模索 東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター 手代木 美穂 守られてきた東北の文化財/「継承の継続」の模索〜地域文化財の保存・継承活動〜/さいごに〜これからも東北の文化財をまもる!〜 特別史跡大湯環状列石(ストーンサークル)の保存 環境にやさしい保存材料と技術 国士舘大学 沢田 正昭 石造文化財の保存修理/大湯環状列石の問題点/遺跡環境調査/洗浄剤の選定/実際の洗浄作業/強化剤の選定/石の接合と欠損部の補填 地震で被災した歴史資料を保全する 2003年宮城県北部連続地震後の活動 東北大学東北アジア研究センター 平川 新 はじめに/1.宮城資料保全ネットワークの立ち上げ/2.被災地での活動内容/3.活動の成果/4.災害「前」の新たな活動へ 特別史跡三内丸山遺跡とその保存・活用 北の縄文世界 青森県教育庁 岡田 康博 1.遺跡の概要とこれまでの経過/2.整備と公開・活用/3.発掘調査と研究活動について/4.遺跡を支える市民の活動/5.保存・活用を進めるうえでの課題/6.まとめ パネルディスカッション 東北の文化財を未来へ遺す モデレーター 松田 泰典 大湯環状列石を取り巻く環境問題/被災史料は中性紙封筒で保管/未指定文化財については登録制度の活用を/遺跡・遺物は公開し、活用可能にすることが原則/木造建造物へは斜交いを/慈恩寺の文化財は?/文化財保護には学際的・総合的な取り組みが必須/地域連携と市民参加を/文化財の有効利用を/総括 |