文化財の保存と修復 14−災害から文化財をまもる
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基調講演 阪神・淡路大震災から東日本大震災 九州国立博物館長 三輪 嘉六 神戸市立博物館の被災状況/救援の実際例/台湾中部大地震(集々大地震) 新潟県中越地震/教育・普及活動/東日本大震災/危機管理として/本学会の役割 3.11大震災と宮城資料ネットの被災資料レスキュー―活動からみえてきたこと― 東北大学災害科学国際研究所助教、 NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク事務局長 佐藤 大介 はじめに/1. 宮城歴史資料保全ネットワークの沿革 2. 「3度目の大震災」―東日本大震災での活動/3. 歴史資料と被災地・被災者 4. 今後に向けて/おわりに 活動報告 1995年、阪神・淡路大震災での文化財救出作業について 京都造形芸術大学・災害対策調査部会 理事 内田 俊秀 新潟県中越地震における活動の課題―救援の要請と被災資料の修理― 独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館学芸部博物館科学課長 本田 光子 新潟県中越地震の被害状況/新潟県中越地震で明らかになった課題 能登半島地震における文化財復興支援活動―被災資料の調査・修復から復興へ― 金沢学院大学文学部歴史文化学科准教授 中村 晋也 はじめに/1. 能登歴史資料保全ネットワークの設立 2. 能登歴史資料保全ネットワークの保全活動/3. 明泉寺台燈籠の復興支援活動 4. 能登半島地震における文化財復興活動からみえてきた課題/おわりに 東日本大震災における文化財レスキューについて―民俗資料を中心に― 国立民族学博物館 日高 真吾 はじめに/1. 東日本大震災への文化財支援の概要/2. 被災文化財の救援活動 3. 東日本大震災における被災民俗文化財の救援活動/4. 今後の活動とその課題 パネルディスカッション 文化財レスキュー―16年の歩みと今後― コーディネーター 九州国立博物館副館長 森田 稔 なぜ文化財レスキューか?/まず一次保管施設を確保する 文化財の被災・防災の意識改革を/防災の基本は、おもし+テグス+免震台!? 能登半島地震で得た教訓/悉皆調査と災害前の保全による減災 地元所蔵者との信頼関係が不可欠/土地利用にみる防災への生活の知恵 レスキューから保存処理・保存修理へ/定期的できめ細かな文化財悉皆調査を!! |