第12回「大学と科学」植物の生長−遺伝子から何が見えるか−
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飯田 滋(イイダ シゲル) 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所教授。薬学博士。昭和48年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。東京大学医科学研究所助手、バーゼル大学バイオセンター研究員、同上級研究員、スイス連邦理工科大学(ETH)植物科学研究所上級研究員、東京理科大学基礎工学部生物工学科教授を経て、平成8年より現職。専門は分子遺伝学。 大山 莞爾(オオヤマ カンジ) 京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻教授。農学博士。昭和44年京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻博士課程修了。米国ロックフェラー大学研究員、カナダ国立研究機構植物工学研究所研究員、京都大学農学部生物細胞実験センター助教授を経て、平成2年より現職。専門は植物分子生物学。特にゼニゴケのゲノム解析。現在はゼニゴケ性染色体の構造解析に関心をもつ。 岡田 清孝(オカダ キヨタカ) 京都大学大学院理学研究科植物学教室教授。理学博士。昭和46年京都大学理学部生物物理学科卒業。昭和50年京都大学大学院理学研究科博士課程生物物理学専攻中退。同年東京大学理学部生物化学教室助手、ハーバード大学生化学教室研究員、岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手、同助教授を経て、平成7年3月より現職。専門は分子遺伝学。現在は高等植物の体制、器官形成や刺激応答の機構に関心をもつ。 後藤 弘爾(ゴトウ コウジ) 京都大学化学研究所助手。理学博士。平成2年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。カリフォルニア工科大学研究員、東京大学遺伝子実験施設助手を経て、平成6年より現職。専門は分子生物学、分子遺伝学。現在は細胞レベルに視点をおき、分子形態学を標榜する。 篠崎 一雄(シノザキ カズオ)理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター植物分子生物学研究室主任研究員。筑波大学大学院生物科学研究科客員教授。理学博士。昭和47年大阪大学理学部生物学科卒業。昭和52年名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了。国立遺伝学研究所分子遺伝部研究員、名古屋大学理学部助手、名古屋大学遺伝子実験施設助教授を経て、平成元年より現職。専門は植物分子生物学。特に植物の環境応答における遺伝子発現制御、シグナル伝達の分子生物学的研究を進めている。最近ではゲノム科学的方法を用いた植物遺伝子の機能解析研究を始めている。 柴岡 弘郎(シバオカ ヒロオ) 大阪大学名誉教授。理学博士。昭和36年東京大学大学院生物系研究科植物学専門課程博士課程修了。東京都立大学理学部助教授、大阪大学理学部教授、大阪大学大学院理学研究科教授(平成9年3月定年退官)。専門は植物生理学。特に細胞形態形成制御に関する生理学。 島本 功(シマモト コウ) 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科教授。昭和55年ウィスコンシン大学遺伝学部Ph.D.。植物工学研究所主任研究員を経て、平成6年より現職。専門は植物分子遺伝学。特にイネの重要形質の遺伝子に関心をもつ。 内藤 哲(ナイトウ サトシ) 北海道大学農学部応用生命科学科分子生物学講座教授。理学博士。昭和58年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻修了。東京大学医科学研究所助手、東京大学遺伝子実験施設助手、北海道大学農学部助教授を経て、平成4年より現職。専門は分子遺伝学。特に高等植物の種子形成をキーワードとした環境応答と遺伝子発現制御。 中村 研三(ナカムラ ケンゾウ) 名古屋大学大学院生命農学研究科教授。岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所客員教授。農学博士。昭和51年名古屋大学大学院農学研究科博士課程修了。ニューヨーク州立大学ストーニィブルック校生化学部ポストドク研究員、三菱化成生命科学研究所副主任研究員、名古屋大学農学部助教授を経て、平成4年より現職。平成7年より岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所発生生物学部門客員教授を併任。専門は植物分子生物学。特に蛋白質集積の分子生物学と細胞生物学。糖による遺伝子発現制御、および蛋白質の液胞への輸送機構。 西村いくこ(ニシムラ イクコ) 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所細胞生物系助教授。理学博士。昭和54年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手を経て、平成9年より現職。専門は植物細胞生物学。特に細胞内小器官としての液胞の分化。 日向 康吉(ヒナタ コウキチ) 東北大学名誉教授。採種実用技術研究所研究部長。農学博士。昭和32年東京大学農学部農学科卒業。昭和37年東京大学大学院博士課程修了。東北大学農学部助教授、同教授を経て、平成9年より現職。専門は植物育種学。特に作物の分化、生殖様式、遺伝子操作。現在は植物の受粉・受精機構に関心をもつ。 福田 裕穂(フクダ ヒロオ) 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授。理学博士。昭和52年東京大学理学部生物学科卒業。昭和57年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。大阪大学理学部助手、東北大学理学部助教授、同教授を経て、現職。 町田 泰則(マチダ ヤスノリ) 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻(植物学系)教授。名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻教授併任。昭和53年名古屋大学大学院理学研究科分子生物学専攻博士課程修了。名古屋大学理学部助手、同助教授、同教授を経て、平成9年より現職。専門は分子生物学。特に植物を研究対象にしている。現在は植物細胞の増殖と形態分化に興味をもっている。 松岡 信(マツオカ マコト) 名古屋大学生物分子応答研究センター教授。農学博士。昭和53年名古屋大学農学部食品工業化学科卒業。昭和58年名古屋大学農学研究科博士課程修了。農水省農業生物資源研究所研究員、主任研究官を経て、平成6年より現職。専門は植物分子生物学。現在は応用的な観点からのイネの分子生物学に関心をもつ。 村田 紀夫(ムラタ ノリオ) 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所教授。理学博士。昭和41年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。東京大学教養学部助教授を経て、昭和60年より現職。専門は植物生理学。特に光合成。現在は分子環境生物学に関心をもつ。 |