第12回「大学と科学」文化財を探偵する
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足立 和成(アダチ カズナリ) 山形大学工学部電子情報工学科助教授。工学博士。昭和58年東京工業大学工学部卒業。同年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士前期課程入学、昭和59年文部省学生国際交流制度給費留学生に選抜され、連合王国マンチェスタ工科大学に交換学生として留学、平成元年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士後期課程修了。山形大学助手、講師を経て、現職。平成7〜8年合衆国ペンシルバニア州立大学客員教授。専門は超音波工学。特に強力超音波の発生と応用に関心をもつ。 稲田 孝司(イナダ タカシ) 岡山大学文学部歴史文化学科考古学講座教授。文学博士。昭和42年明治大学文学部史学地理学科卒業。奈良国立文化財研究所技官、文化庁文化財保護部記念物課文化財調査官、岡山大学文学部助教授を経て、昭和55年より現職。専門は考古学。特に旧石器時代。 猪熊 兼勝(イノクマ カネカツ) 京都橘女子大学教授。昭和39年関西大学大学院修士課程終了。奈良国立文化財研究所入所、同埋蔵文化財センター研究指導部長、飛鳥藤原宮跡発掘調査部長を経て、平成10年より現職。専門は日本考古学。特に古墳時代より飛鳥時代の墓制。 牛島 惠輔(ウシジマ ケイスケ) 九州大学大学院工学系研究科地球資源システム専攻教授。工学博士。昭和41年九州大学工学部採鉱学科卒業。昭和46年九州大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学。昭和46年九州大学工学部助手、講師、助教授を経て、平成2年より現職。専門は物理探査学。特に地熱資源の探査。現在は遺跡探査に関心をもつ。 置田 雅昭(オキタ マサアキ) 天理大学文学部歴史文化学科考古学専攻教授。昭和41年天理大学文学部卒業。天理大学附属天理参考館学芸員を経て、平成4年より現職。専門は考古学。特に日本考古学・古墳時代。現在は遺跡探査、船の考古学的研究に関心をもつ。 奥島 基良(オクジマ モトヨシ) 桐蔭横浜大学工学部制御システム工学科教授。東京工業大学名誉教授。工学博士。昭和28年東京工業大学電気コース卒業。東京工業大学精密工学研究所助教授、教授を経て、平成2年より現職。専門は音響工学。特に超音波工学。現在は音波・超音波を用いた医用、海洋、地中の分野での計測の研究を行っている。 亀井 宏行(カメイ ヒロユキ) 東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻助教授。工学博士。昭和51年東京工業大学工学部電子工学科卒業。昭和56年東京工業大学大学院博士課程修了。東京工業大学助手、千葉大学工学部助教授を経て、平成5年より現職。専門は考古遺跡の物理探査。特に磁気探査と地中レーダ探査。考古遺跡のみならず文化財全般の調査技術に関心をもつ。 斎藤 正徳(サイトウ マサノリ) 横浜市立大学理学部教授。東京工業大学名誉教授。理学博士。昭和40年東京大学大学院地球物理学専門課程博士課程修了。東京大学理学部助教授、神戸大学理学部教授、東京工業大学理学部教授を経て、平成9年より現職。専門は地球物理学。特に地震学、物理探査。 沢田 正昭(サワダ マサアキ) 奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター研究指導部長。学術博士。昭和42年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程保存科学専攻修了。奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部文部技官、同埋蔵文化財センター遺物処理研究室長を経て、平成7年より現職。平成6年より京都大学大学院人間環境学研究科教授を併任。専門は文化財の保存科学。現在は、中国古墳壁画の分析調査と保存修復に関心をもつ。 鈴木 務(スズキ ツトム) 日本工業大学工学部電気電子工学科教授。電気通信大学名誉教授。工学博士。昭和30年電気通信大学電波工学専攻卒業。電気通信大学助手、教授、学部長を経て、平成8年定年より現職。日本リモートセンシング学会前会長、電波航法研究会会長、ISNCR'98レーダ国際会議とGPR'96地下探査レーダ国際会議委員長、国際海事衛星設立政府間会議日本代表団員(内閣)など学会、政府の役員担当。専門は宇宙から生体、さらに地下までの広い分野でのレーダ、通信および電波応用。特に地下探査レーダの発明で社会的に貢献した。 田中 みがく(タナカ ミガク) 奈良国立文化財研究所長。昭和31年京都大学文学部考古学専攻卒業。昭和35年京都大学大学院修士課程修了。平成6年文化庁文化財鑑査官を経て、現職。専門は考古学。 中條 利一郎(チュウジョウ リイチロウ) 帝京科学大学理工学部環境マテリアル学科教授。東京工業大学名誉教授。理学博士。昭和29年京都大学理学部物理学科卒業。東京工業大学助教授、教授を経て、平成4年定年退官より帝京科学大学理工学部物質工学科(平成10年学科名変更)教授、現在に至る。専門は高分子構造。特にNMR。現在はNMR、ESCAの考古学的試料への応用に関心をもつ。 道家 達將(ドウケ タツマサ) 放送大学教養学部産業と技術専攻教授。東京工業大学名誉教授。理学博士。昭和26年名古屋大学理学部化学科卒業。東京工業大学工学部教授、茨城大学人文学部教授、電気通信大学電気通信学部教授を経て、平成6年より現職。専門は科学史・技術史。 成瀬 正和(ナルセ マサカズ) 宮内庁正倉院事務所保存課保存科学室長。芸術学修士。昭和53年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。宮内庁正倉院事務所保存課調査室主任研究官を経て、平成6年より現職。専門は保存科学、特に古代材料史。現在は金属、顔料を中心に研究を進めている。 西村 康(ニシムラ ヤスシ) 奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター測量研究室長。文学修士。昭和44年立命館大学大学院文学研究科修了。昭和44年奈良国立文化財研究所入所(平城京跡発掘調査部、平城京跡の調査研究)、昭和49年飛鳥藤原宮跡発掘調査部(飛鳥藤原地域の寺院、宮殿の調査研究)、昭和50年埋蔵文化財センター・研究指導部・測量研究室(埋蔵文化財の写真測量)、昭和58年埋蔵文化財センター・研究指導部・発掘技術研究室長(遺跡探査に従事)、平成7年埋蔵文化財センター・研究指導部・測量研究室長(遺跡探査を継続中)。平成4〜8年度まで文部省科学研究費補助金による重点領域研究『遺跡探査』の領域代表者。専門は考古学、遺跡探査に取り組んでいるが、文化財の測量にも関心をもつ。 三浦 定俊(ミウラ サダトシ) 東京国立文化財研究所保存科学部長。東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻教授併任。昭和46年東京大学工学部卒業。昭和48年東京芸術大学大学院修了(保存科学専攻)。保存科学部物理研究室長を経て、平成5年より現職。平成5年よりICCROM(文化財保存修復研究国際センター)理事、平成9年よりIIC(国際文化財保存学会)理事。専門は文化財に関する物理計測。特に文化財の保存環境やX線、赤外線等の画像の応用に関する研究。 森本 晋(モリモト ススム) 奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター主任研究官。昭和61年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。ベルギー王国リエージュ大学大学院先史学専攻留学を経て、昭和63年奈良国立文化財研究所入所、現在に至る。専門は考古学。特に石器製作技術であるが、現在はコンピュータの文化財研究への応用に関心を持っている。 和田 俊(ワダ シュン) 東京水産大学水産学部食品生産学科教授。農学博士。昭和49年米国ニュージャージー州立ラトガース大学大学院修了後、東京水産大学助手、講師、助教授を経て、平成8年より現職。これまでにニュージーランドDSIR客員研究員、米国ウイスコンシン大学客員教授、スウェーデンルンド大学客員教授などを歴任。日本油化学会理事、油脂物性研究会副会長、日本脂質栄養学会幹事、Food Research International編集委員、日本水産学会支部評議員、アメリカ油化学会員、IUPAC(国際純正応用連合会)会員など、食品および油脂関連学会に関与。専門は食品保全化学。トリグリセリド分子主分析に関心をもつ。専門は食品保全化学。トリグリセリド分子種分析に関心をもつ。脂質分子種分析のほか、脂質酸化、抗酸化剤のメカニズム、DHA、EPAなどの水産脂質に関して食品保全の面から追求。さらに、最近の重油流出における水産生物脂質と食品保全についても研究。 和田 晴吾(ワダ セイゴ) 立命館大学文学部日本史学専攻教授。昭和50年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学文学部助手、富山大学人文学部助教授を経て、平成2年より現職。 |