第13回「大学と科学」検証 日本列島
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石田 肇(イシダ ハジメ) 琉球大学医学部解剖学第1講座教授。医学博士。1981年山形大学医学部医学科卒業。長崎大学医学部助手、札幌医科大学医学部講師、同助教授を経て、98年より現職。専門は形態人類学、解剖学。 稲田 孝司(イナダ タカシ)岡山大学文学部歴史文化学科考古学講座教授。文学博士。1967年明治大学文学部史学地理学科卒業。奈良国立文化財研究所技官、文化庁文化財保護部記念物課文化財調査官、岡山大学文学部助教授を経て、90年より現職。専門は考古学。特に旧石器時代。 太田 博樹(オオタ ヒロキ) マックス・プランク進化人類学研究所客員研究員。日本学術振興会海外特別研究員。理学博士。1997年東京大学大学院博士課程修了。同理学系研究科・日本学術振興会特別研究員、国際日本文化研究センターCOE非常勤講師を経て、99年より現職。専門は分子人類学。特に古代DNA分析。現在は、環太平洋人類諸集団の遺伝的多様性と適応の関係に関心をもつ。 大林 太良(オオバヤシ タリョウ) 東京大学名誉教授。ドクター・デア・フィロゾフィー(ウィーン大学)。1952年東京大学経済学部経済学科卒業、55〜59年フランクフルト大学、ハーバード大学、ウィーン大学留学。東京大学教養学部講師、同助教授、同教授を経て、90年より同名誉教授。90〜97年東京女子大学現代文化学部教授。専門は民族学。特に神話の比較研究。現在は自然現象神話に関心をもつ。 小片 丘彦(オガタ タカヒコ) 鹿児島大学名誉教授。医学博士。1958年鳥取大学医学部卒業。新潟大学歯学部助教授、聖マリアンナ医科大学助教授、80年鹿児島大学歯学部教授、98年3月定年退官。専門は自然人類学、肉眼解剖学。特に古人骨の比較形態学、古病理学。 小田 静夫(オダ シズオ) 東京都教育庁生涯学習部文化課主任・学芸員。1965年國學院大學文学部(考古学)卒業。70年明治大学大学院修士課程(考古学)修了。東京都野川遺跡調査会調査員を経て、71年より現職。専門は日本考古学。特に自然科学的手法による旧石器、縄文時代遺跡の発掘調査法に関心をもち、最近では伊豆・小笠原諸島、琉球列島の調査を通して、黒潮圏の先史文化に興味をもつ。 尾本 惠市(オモト ケイイチ) 国際日本文化研究センター名誉教授、東京大学名誉教授。理学博士。1933年東京に生まれる。59年東京大学理学部生物学科(人類学課程)卒業、63年ミュンヘン大学にて博士号取得、72年東京大学にて博士号取得(理学博士)。79年東京大学理学部教授、93年国際日本文化研究センター研究部教授を経て、現在に至る。 小泉 格(コイズミ イタル) 北海道大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻教授。理学博士。1968年東北大学大学院理学研究科地学専攻博士課程修了。大阪大学教養部助教授、北海道大学理学部教授を経て、94年より現職。専門は微古生物学・海底地質学。特に北西太平洋と日本海の環境変遷学。現在は海生珪藻群の系統進化、および海洋環境の変動と人類の進化との関連性に関心をもつ。 佐藤洋一郎(サトウ ヨウイチロウ) 静岡大学農学部助教授。農学博士。1952年和歌山県に生まれる。77年京都大学農学部卒業。79年高知大学農学部助手、81年国立遺伝学研究所助手、86年農学博士、94年より現職。 佐原 真(サハラ マコト) 国立歴史民俗博物館館長。1932年大阪に生まれる。大阪外国語大学でドイツ語を学び、京都大学大学院で考古学を専攻、同博士課程を修了。奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター長、93年国立歴史民俗博物館副館長を経て、97年9月より現職。専門は日本考古学。特に弥生文化、縄文文化への関心も深い。最近は、比較文化の見方で日本文化の特質を考え、また一般の人々に、やさしい言葉で、文化財の大切さを理解してもらおうと積極的に活動している。 鈴木 隆雄(スズキ タカオ) 東京都老人総合研究所疫学部門部長。東京大学客員教授。理学博士。1976年札幌医科大学医学部卒業、82年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。札幌医科大学助教授などを経て、90年より現職。専門は骨学、骨の老化、骨病変の疫学、古病理学。現在は特に高齢社会における骨粗鬆症や骨折の疫学的研究に従事。 千田 稔(センダ ミノル) 国際日本文化研究センター教授。文学博士。1970年京都大学大学院文学研究科地理学専攻中途退学。追手門学院大学講師、同助教授、奈良女子大学助教授、同教授を経て、95年より現職。専門は歴史地理学。特に東アジアの古代景観。現在は衛星写真による景観復原に関心をもつ。 高橋 孝三(タカハシ コウゾウ) 九州大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻生物圏進化学講座教授。理学博士。1972年3月北海道大学水産学部水産化学科卒業、75年6月ワシントン大学理学部海洋学科卒業(理学士、海洋化学専攻)、77年2月ワシントン大学理学部大学院修士課程卒業(理学修士、海洋化学専攻)、81年11月マサチューセッツ工科大学地球天体科学部ウッズホール海洋研究所地学地球物理学科博士課程修了(理学博士<Ph.D.>、海洋地質学専攻)。81年12月同研究所ポスト・ドクトラルスカラー、82年12月カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所助教授、84年9月ウッズホール海洋研究所助教授、86年10月同研究所準教授、92年4月北海道東海大学工学部海洋開発工学科教授、97年4月九州大学理学部地球惑星科学教室生物圏進化学講座教授を経て、99年4月より現職。 中橋 孝博(ナカハシ タカヒロ) 九州大学大学院比較社会文化研究科教授。医学博士。73年九州大学理学部生物学科卒業、76年同大学院博士課程中退。九州大学医学部講師、同大学院比較社会文化研究科助教授を経て、98年より現職。専門は自然人類学。特に弥生人を中心とした古人類学。 藤尾慎一郎(フジオ シンイチロウ) 国立歴史民俗博物館考古学研究部助手。1981年広島大学文学部史学科卒業、86年九州大学大学院博士課程単位取得退学。九州大学文学部助手を経て、現在に至る。専門は日本考古学。特に縄文・弥生時代の物質文化。現在は、世界の狩猟採集社会から農耕社会への転換過程に関心をもつ。 町田 洋(マチダ ヒロシ) 東京都立大学名誉教授。理学博士。1933年東京に生まれる。東京大学理学部地学科卒業、同大学院修士課程修了。東京都立大学勤務、96年定年退職。 松原 孝俊(マツバラ タカトシ) 九州大学言語文化部、大学院比較社会文化研究科教授。1950年島根県に生まれる。学習院大学文学部卒業、同大学院博士課程修了。神田外語大学外国語学部助教授などを経て、93年4月より現職。専門は東アジア文化史。特に東アジアの口頭伝承の比較研究に関心をもつ。 光田 和伸(ミツタ カズノブ) 国際日本文化研究センター助教授。1981年京都大学大学院文学研究科国語学国文学専攻博士課程中途退学。京都大学文学部助手、武庫川女子大学文学部助教授を経て、95年より現職。専門は比較文学。特に中国、ヨーロッパ、日本それぞれの古典文学の比較に関心をもつ。また日本独自の文学形式である連歌についても造詣が深く、新しい研究を次々に発表している。 |