第14回「大学と科学」エジプトを掘る−それをめぐる様々な学問分野−
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宇田 応之(ウダ マサユキ) 早稲田大学理工学部物質開発工学科教授。理学博士。1957年早稲田大学第一理工学部卒業。理化学研究所研究員、東京理科大学客員教授、米国テキサスA&M大学客員教授などを経て、1987年より現職。専門は電子構造論。その一部に色の研究があり、特に古代の色に関心をもつ。 内田 賢二(ウチダ ケンジ) 株式会社ジェック事業推進部勤務。京都造形芸術大学非常勤講師。1972年沼津工業高等専門学校工業化学科卒業。烏丸線内遺跡調査会、財団法人京都市埋蔵文化財研究所を経て、1987年より現職。専門は測量。平安京の復元に携わった。 柏木 裕之(カシワギ ヒロユキ) 武蔵野女子大学短期大学部生活創造デザイン学科講師。1994年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。早稲田大学理工学総合研究センター助手、日本学術振興会特別研究員を経て、2000年より現職。専門は古代エジプト建築史。カエムワセトの石造建造物の調査を契機に、ラメセス時代の建築研究に取り組んでいる。 川西 宏幸(カワニシ ヒロユキ) 筑波大学歴史・人類学系教授。文学博士。1974年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。財団法人古代学協会古代学研究所教授を経て、1996年より現職。専門は比較考古学。特に古代都市と墳墓。 菊地 敬夫(キクチ タカオ) ハイデルベルク大学エジプト学研究所。1999年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門はエジプト学。現在は、新王国時代初期の木棺の集成に取り組んでいる。 菊池 徹夫(キクチ テツオ) 早稲田大学文学部史学科考古学専修教授。文学博士。1967年東京大学大学院文学研究科考古学専攻修士課程修了。東京大学助手、早稲田大学助教授を経て、1986年より現職。専門は比較考古学、北方考古学。現在は、アイヌ史および日本文化の形成に関心をもつ。 小泉 龍人(コイズミ タツンド) 東京大学東洋文化研究所西アジア部門非常勤講師。文学博士。1996年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学文学部助手、同非常勤講師、東京大学東洋文化研究所研究機関研究員を経て、1998年より現職。専門は西アジア考古学。特にシリアの先史時代。 近藤 二郎(コンドウ ジロウ) 早稲田大学文学部史学科考古学専修助教授。1986年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学文学部助手、早稲田大学理工学総合研究センター客員講師を経て、1999年より現職。専門はエジプト学。特にテーベ地域の新王国時代のネクロポリス研究。 齋藤 正憲(サイトウ マサノリ) 日本学術振興会特別研究員。1999年3月早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1997年より早稲田大学本庄高等学院非常勤講師(現在に至る)、1999年より早稲田大学古代エジプト調査室研究嘱託、2000年より現職。専門はエジプト考古学。特に新王国時代の土器研究に関心をもつ。 坂田 俊文(サカタ トシブミ) 東海大学情報技術センター所長。工学博士。1957年千葉大学工学部工業化学科卒業。1957年東京大学生産技術研究所助手、1966年東海大学工学部助教授、1971年東海大学教授。1979年より現職。専門は画像情報工学。 白井 則行(シライ ノリユキ) 早稲田大学會津八一記念博物館助手。1995年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1999年より現職。専門はエジプト考古学。特にエジプトの先史時代に関心をもつ。 周藤 芳幸(ストウ ヨシユキ) 名古屋大学文学部人文学科助教授。文学博士。1992年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て、1993年より現職。専門はエーゲ海考古学、および古代ギリシア史。現在は、エジプトから出土するギリシア産アンフォラに関心をもつ。 高宮いづみ(タカミヤ イヅミ) 聖心女子大学非常勤講師。1991年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1994年University of Cambridge,Department of Archaeology and Anthropology M. Phil. Course修了。早稲田大学文学部助手、同非常勤講師を経て、1995年より現職。専門はエジプト学・考古学。特に古代エジプト先王朝時代。現在は、ナイル川下流地域における初期国家の形成に関心をもつ。 谷口 一雄(タニグチ カズオ) 大阪電気通信大学大学院工学研究科総合電子工学専攻、工学部電子材料工学科教授。工学博士。1966年大阪電気通信大学工学部電子工学科卒業。1983年東京大学工学部工学博士取得。大阪電気通信大学電子物性工学科助手、講師、助教授を経て、1987年より同教授。X線分光学の研究に従事し、X線分光分析装置の開発、状態分析法の開発、超微量分析法の開発、検出器等の開発を行う。その後、高エネルギー物理学研究所フォトンファクトリーの建設グループの一員として分光装置の設計、検出器の開発等を行う。またSPring-8の共有ビームラインの分光分析ポートおよび兵庫県専用ビームラインの分光・検出・計測システムの基本設計に携わる。最近では、全反射蛍光X線分析法の開発、可搬型蛍光分析装置の開発、高エネルギー分解能を有する半導体検出器の開発等。 中川 武(ナカガワ タケシ) 早稲田大学理工学部建築学科教授。工学博士。1972年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。1971年早稲田大学理工学部助手、同大学専任講師、助教授を経て、1984年より同大学教授、現在に至る。1994年、日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)団長、現在に至る。専門は比較建築史。 長崎 潤一(ナガサキ ジュンイチ) 札幌国際大学人文・社会学部国際文化学科助教授。1991年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学埋蔵文化財調査室助手、日本学術振興会特別研究員を経て、1993年より現職。専門は考古学。特に旧石器考古学。現在は、中期旧石器時代に関心をもつ。 西本 真一(ニシモト シンイチ) 早稲田大学理工学部建築学科助教授。1986年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。1994年より現職。専門は古代エジプト建築。特に新王国時代の建築。 長谷川 奏(ハセガワ ソウ) 早稲田大学理工学総合研究センター客員講師。1994年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学古代エジプト調査室嘱託を経て、1999年より現職。専門はエジプトの古代末期社会研究。 松本 健(マツモト ケン) 国士舘大学イラク古代文化研究所教授。1972年国士舘大学文学部史学科地理学科卒業。1974年国士舘大学比較法制研究所助手、1976年同イラク古代文化研究所助手、講師、助教授を経て、1995年より現職。専門は西アジア考古学。特にメソポタミア。 森 啓(モリ ケイ) 東北大学総合学術博物館教授。Ph.D.。理学博士。1963年東北大学大学院理学研究科修士課程修了。東北大学理学部助教授を経て、1988年より同教授。1998年より現職。専門は古生物学。特に系統分類学。 吉村 作治(ヨシムラ サクジ) 早稲田大学人間科学部教授、早稲田大学エジプト調査室主任(現在、早稲田大学エジプト学研究所所長)。工学博士。1970年早稲田大学第一文学部卒業。カイロ大学考古学研究所留学。早稲田大学非常勤講師、助教授を経て、1996年より人間科学部教授。大学在学中の1966年、早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し、エジプト全土をゼネラル・サーベイする。1971年ルクソールにおけるマルカタ南「魚の丘」遺跡において彩色階段を発見し、続いて、クルナ村の貴族墓やギザ台地での調査などを行なう。現在では、ルクソール、王家の谷・西谷、アブ・シール南遺跡、ダハシュール北遺跡の発掘調査を手がけている。専門はエジプト美術考古学。 |