第14回「大学と科学」ステロイドホルモンと脳科学−性 ストレス 脳をめぐって−
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新井 康允(アライ ヤスマサ) 順天堂大学医学部医学教育研究室客員教授、放送大学客員教授。理学博士。 1959年東京大学理学部生物学科卒業、64年同大学院博士課程修了。順天堂大学医学部第二解剖学教室講師、助教授、教授を経て98年より現職。専門は神経解剖学、神経内分泌学。特に脳の性分化。 加藤 茂明(カトウ シゲアキ) 東京大学分子細胞生物学研究所教授。CREST、科学技術振興財団所属。1982年東京大学農学部農芸化学科卒業。87年同大学院農学博士、同年4月より東京農業大学助手、助教授を経て、96年東京大学分子細胞生物学研究所助教授、98年同研究所教授。この間86〜87年仏ルイ・パスツール大学でポスドク。研究テーマは核内レセプターによる転写制御。 加藤 進昌(カトウ ノブマサ) 東京大学大学院医学系研究科精神医学分野教授。医学博士。1972年東京大学医学部卒業。国立精神・神経センター神経研究所室長、滋賀医科大学助教授、同教授を経て98年より現職。滋賀医科大学分子神経科学研究センター客員教授併任。専門は神経内分泌。特に神経ペプチド、海馬機能と精神疾患。 河田 光博(カワタ ミツヒロ) 京都府立医科大学第一解剖学教室教授。1977年京都府立医科大学卒業。83年京都府立医科大学講師、助教授を経て90年より現職。その間、米国ロックフェラー大学神経生物学・行動学研究室客員講師、英国エデインバラ大学生理学教室客員研究員、英国ケンブリッジ・ベブラハム研究所客員研究員。97年から2年間京都府立医科大学学生部長。専門は神経科学、神経内分泌学、神経解剖学。 川戸 佳(カワト スグル) 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命物理学教授。理学博士。1974年京都大学理学部物理学科卒業、同年東京大学理学系研究科物理学専攻入学、79年同博士課程修了。79年スイス、チュ-リッヒ工科大学生化学科助手、82年科学技術振興事業団研究員、84年東京大学教養学部物理学教室助教授、92年教授を経て94年より同大学院総合文化研究科広域科学専攻生命情報学大講座担当、現在にいたる(生物物理学専攻)。 貴邑(田中) 冨久子(キムラ(タナカ)フクコ) (本名は田中冨久子ですが、学会、論文等では貴邑冨久子です) 横浜市立大学医学部第二生理学教室教授。医学博士。1964年横浜市立大学医学部卒業、69年同大学大学院医学研究科生理学専攻修了。69年横浜市立大学医学部第二生理学教室副手、70年助手、75年講師、79年助教授を経て85年より現職。 久留 裕(クル ユタカ) 亀田総合病院放射線科専任顧問、順天堂大学名誉教授、東京医科大学客員教授。医学博士。1950年金沢医科大学付属医学専門部卒業、59年金沢大学医学博士。64年大阪大学医学部助手、67年同講師、73年順天堂大学教授、94年同大学名誉教授、東京医科大学客員教授、千葉県鴨川市亀田総合病院放射線科専任顧問。専門は脳神経系の疾患や形態異常の放射線診断。 佐久間 康夫(サクマ ヤスオ) 日本医科大学生理学第一講座教授。医学博士。1975年横浜市立大学大学院医学研究科修了。群馬大学助教授、ロックフェラー大学准教授、新潟大学助教授、弘前大学教授を経て93年より現職。専門は行動生理学。特に性ホルモンに依存する雌ラットの生殖行動の中枢機序。(現在は性衝動、性欲の脳機構に関心をもつ。) 田中 廣壽(タナカ ヒロトシ) 東京大学医科学研究所ウイルス疾患診療部助教授。医学博士。1981年慶應義塾大学医学部医学科卒業。慶應義塾大学医学部助手、旭川医科大学医学部助教授を経て99年より現職。専門は臨床免疫学、内分泌学。膠原病の病態、ストレス応答の分子機構、低酸素応答の分子機構、転写調節機構に興味をもって研究中。 筒井 和義(ツツイ カズヨシ) 広島大学総合科学部脳科学教室教授。理学博士。1981年早稲田大学大学院理工学研究科修了。神戸大学医学部講師、広島大学総合科学部助教授を経て96年より現職。専門は脳科学。特に神経行動学、神経内分泌学。 名和田 新(ナワタ ハジメ) 九州大学大学院医学系研究科病態制御内科教授。医学博士。1966年九州大学医学部医学科卒業。九州大学医学部講師(第三内科)を経て88年より現職。専門は内分泌・代謝学、糖尿病学。現在は主にステロイド合成、核内受容体、転写調節因子を中心に生活習慣病と老化制御の研究に関心をもつ。 橋本 浩三(ハシモト コウゾウ) 高知医科大学医学部第二内科教室教授。1967年岡山大学医学部卒業。岡山大学医学部第三内科講師を経て91年より現職。専門は内科学、内分泌代謝学。特に視床下部・下垂体・副腎系の基礎と臨床。 林 糸眞治(ハヤシ シンジ) (財)東京都医学研究機構・東京都神経科学総合研究所解剖発生学研究部門参事研究員(部長)。理学博士。1970年東京大学理学系大学院博士課程修了。国立がんセンター研究所内分泌部生理学研究室室長、東京都神経科学総合研究所解剖発生学研究部門副参事研究員を経て96年より現職。専門は神経内分泌学。特にエストロゲン受容体などステロイドホルモン受容体と脳の発達との関係に関心をもつ。 本庄 英雄(ホンジョウ ヒデオ) 京都府立医科大学医学部産婦人科学教室教授。医学博士。1969年京都府立医科大学医学部医学科卒業。京都府立医科大学医学部助教授を経て95年より現職。専門は生殖内分泌(エストロゲン)。特に更年期・老年期障害。 三國 雅彦(ミクニ マサヒコ) 群馬大学医学部神経精神医学講座教授。医学博士。1973年北海道大学医学部医学科卒業。北海道大学講師、国立精神・神経センター神経研究所躁うつ病研究室長、群馬大学助教授を経て98年より現職。専門は臨床精神医学並びに精神薬理・内分泌学。現在は精神疾患の脳画像学的ならびに分子遺伝学的研究に従事。 村松 正實(ムラマツ マサミ) 埼玉医科大学医学部将来計画研究部門特任教授。医学博士。1955年東京大学医学部医学科卒業、60年同大学院医学系研究科第一臨床医学修了。56年東京大学第一内科入局、60年関東労災病院副医事、61年米国Baylor大学医学部薬理学生化学教室postdoctoral fellow、Research Assistant with Rank of Instructor、Research Assistant Professor、65年東京大学第一内科へ復帰、大宮赤十字病院、(財)癌研究会癌研究所研究員、徳島大学医学部教授、(財)癌研究会癌研究所生化学部長、東京大学医学部教授、京都大学ウイルス研究所教授、埼玉医科大学医学部(生化学第二講座)教授を経て99年より現職。専門は分子生物学。特に真核生物における遺伝子の制御機構。 森 裕司(モリ ユウジ) 東京大学大学院農学生命科学研究科獣医動物行動学研究室教授。農学博士。1977年東京大学農学部畜産獣医学科卒業、82年博士課程修了。東京農工大学助教授、東京大学助教授を経て97年より現職。専門は獣医動物行動学。特に動物のケミカルコミュニケーションとその神経内分泌機構に関心をもつ。 渡辺 義文(ワタナベ ヨシフミ) 山口大学医学部神経精神医学教室教授。医学博士。1976年東京大学医学部卒業。埼玉医科大学助教授を経て98年より現職。専門は精神医学、神経化学、神経内分泌学、精神薬理学。特にストレスやステロイドホルモンの脳内作用、脳のストレス脆弱性。(現在はうつ病の動物モデルに関心をもつ。) |