第17回「大学と科学」21世紀を拓く水素の世界−新しい材料とクリーンエネルギー
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青木 清(アオキ キヨシ) 北見工業大学工学部機能材料工学科教授。工学博士。 1976年東北大学大学院博士課程金属材料工学専攻修了。東北大学金属材料研究所助手、助教授を経て、95年より現職。2001年より同大学機器分析センター長を併任。 専門は金属材料工学。特に、金属間化合物、水素エネルギー関連。 1980年日本金属学会論文賞、89年日本金属学会功績賞、2003年日本金属学会谷川・ハリス賞受賞。 飯島 嘉明(イイジマ ヨシアキ) 東北大学大学院工学研究科材料物性学専攻教授。工学博士。 1964年東北大学工学部金属材料工学科卒業、69年同大学院博士課程科目修了。東北大学助手、助教授を経て、97年より現職。 専門は材料物性学。特に、固体内の原子拡散。 上田 一之(ウエダ カズユキ) 豊田工業大学大学院工学研究科極限材料専攻教授。工学博士。 1969年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。大阪大学工学部助手、講師、助教授を経て、94年より現職。 専門は表面物性(現在は、水素顕微鏡とナノテクノロジーに関心をもつ)。 1998年応用物理学会賞、2000年日本表面科学会学会賞受賞。 江崎 研司(エザキ ケンジ) トヨタ自動車株式会社第2材料技術部部長 1981年名古屋大学工学部研究科応用化学修士課程修了。81年トヨタ自動車(株)入社、90〜93年トヨタテクニカルセンターU.S.A.出向 新技術調査マネージャー、98年トヨタ自動車(株)第1材料技術部材料解析室室長、2000年同社同部機能材料室長、01年同開発室長。 専門は自動車用材料全般。特に電子部品(センサ・ECU・アクチェエータ)や電池の材料企画・研究開発。近年は、金属、有機材料から電子部品・燃料電池材料などの機能材料まで幅広に技術開発のマネージメントに従事。 岡田 治(オカダ オサム) 大阪ガス株式会社開発研究部シニアリサーチャー兼多機能型改質触媒プロジェクト部長。工学博士。 1977年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。同年大阪ガス株式会社入社総合研究所配属。以後、都市ガス製造プロセス、燃料電池用改質システム、NOx低減触媒、ダイオキシン分解触媒、メタンセンサ、COセンサなどの研究研究に従事(その間、88年東北大学から工学博士号取得)。99年開発研究部シニアリサーチャー(部長)、2001年開発研究部シニアリサーチャー兼多機能型改質触媒プロジェクト部長。 専門は触媒化学、機能性材料、セラミック化学。 1989年日本ガス協会論文賞、89年燃料協会論文賞、95年日本ガス協会論文賞受賞。98年科学技術庁長官賞研究功績者。 岡田 益男(オカダ マスオ) 東北大学大学院工学研究科材料物性学専攻教授。Ph.D。 1978年カリフォルニア大学バークレー校大学院博士課程修了(Materials Science 専攻)。79年東北大学工学部金属材料工学科助手、81年同助教授を経て、93年より現職。 専門は特殊材料学。特に、磁性材料、機能性セラミックスなどの電子材料(現在は水素貯蔵材料に関心をもつ)。 2002年日本金属学会増本量賞受賞。 折茂 慎一(オリモ シンイチ) 東北大学金属材料研究所環境材料工学研究分野助教授。博士(学術)。 1995年広島大学大学院生物圏科学研究科(物理系)博士課程修了。広島大学総合科学部助手を経て、2002年度より現職。 専門は材料科学。特に、金属―水素系の物性と機能に関する研究(現在はナノテクノロジーを駆使した新しい水素貯蔵材料の創製に関心をもつ)。 1997年日本金属学会論文賞、98年日本金属学会奨励賞、2002年金属材料科学助成賞、03年日本マグネシウム協力研究奨励賞など受賞。 亀川 厚則(カメガワ アツノリ) 東北大学大学院工学研究科材料物性学専攻助手 1995年東北大学工学部材料物性学科卒業、97年同大学大学院工学研究科材料物性学専攻修了。99年より現職。 専門は機能性材料。特に、材料開発を中心に、現在は水素吸蔵合金の高性能化に従事。 2001年度日本金属学会奨励賞受賞。 栗山 信宏(クリヤマ ノブヒロ) 独立行政法人産業技術総合研究所生活環境系特別研究体 新エネルギー媒体研究グループ長。理学博士。 1984年大阪大学理学部化学科卒業(88年大学院後期課程中退)、91年理学博士(大阪大学)。88年通商産業省工業技術院大阪工業技術試験所入所、機能応用化学部金属材料化学研究室に配属。2001年産業技術総合研究所に改組、03年より現職。 専門は水素吸蔵合金、金属水素化物電池。最近は新しい水素貯蔵技術や水素エネルギー全体に関心をもつ。 1998年日本希土類学会足立賞受賞。 境 哲男(サカイ テツオ) 独立行政法人産業技術総合研究所生活環境系特別研究体 電池システム連携研究体長、神戸大学併任教授。工学博士。 1982年大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。82年通商産業省工業技術院大阪工業技術試験所入所、92年ストックホルム大学アレニウス研究所客員研究員、97年同所研究企画官補、98年同所電池研究室長、神戸大学連携大学院併任教授、2000年より現職。 専門は材料化学、電気化学。特に、電池材料や水素エネルギー材料の研究開発。 1991年国際電池材料協会賞、95年近畿化学協会化学技術賞、工業技術院長賞、99年粉体粉末冶金協会技術進歩賞、日本金属学会技術開発賞、2002年電気化学会論文賞、03年日本金属学会功績賞、日本希土類学会技術賞受賞。 佐藤 登(サトウ ノボル) (株)本田技術研究所栃木研究所主任研究員。工学博士。 1978年横浜国立大学大学院工学研究科電気化学専攻修士課程修了、88年東京大学より工学博士の学位授与。78年本田技研工業(株)入社、79〜89年自動車の腐食防食技術の開発に従事。90年より(株)本田技術研究所和光基礎技術研究センターにて二次電池を主体にした環境エネルギー研究に従事。93年和光研究所マネージャーを経て、95年より現職。97年度名古屋大学工学部非常勤講師。99〜2000年(社)自動車技術会「国家産業技術戦略―自動車技術戦略―』策定委員。98年から現在に至るまで(社)自動車技術会論文集編集委員。02年よりAABC(Advanced Automotive Battery Conference)国際会議のセッションチェアマン。 専門はエネルギー化学。特に二次電池と表面制御の研究。 1993年(社)表面技術協会平成5年度技術賞を受賞。98年から2002年版に至る4年連続“Who'sWho in the World”(世界人名録、米国MARQUIS社刊行)に掲載、「東京の百人」(毎日新聞、2001)に掲載。 杉本 諭(スギモト サトシ) 東北大学大学院工学研究科材料物性学専攻助教授。工学博士。 1984年東北大学大学院工学研究科金属材料工学専攻博士課程前期2年の課程修了。東北大学工学部助手、助教授を経て、95年より現職。 専門は磁性材料。特に、永久磁石材料、EMC材料など。 1995年電気学会論文発表賞、2002年日本金属学会功績賞受賞。 須田精二郎(スダ セイジロウ) 工学院大学名誉教授。工学博士。 1967年東京都立大学大学院工学研究科博士課程修了。工学院大学工学部化学工学科講師、同助教授を経て、86年より現職。 専門は化学工学熱力学、金属水素化物の物性とその応用。 田中 一英(タナカ カズヒデ) 名古屋工業大学名誉教授。工学博士。 1962年東京大学工学部冶金学科卒業、67年同大学大学院冶金学専攻博士課程修了。名古屋工業大学工学部講師、助教授を経て、83年より教授、2003年退職。 専門は材料物性工学。特に、金属物性論(現在は、水素吸蔵合金に関心をもつ)。 1990年日本金属学会論文賞受賞。 中嶋 英雄(ナカジマ ヒデオ) 大阪大学産業科学研究所金属材料プロセス研究分野教授。工学博士。 1971年東北大学工学部金属材料工学科卒業、77年同大学大学院博士課程修了。米国レンスレア工科大学博士研究員、東北大学金属材料研究所助手、同助教授、岩手大学工学部教授を経て、96年より現職。 専門は金属物性、材料プロセス工学。特に、微細孔を制御したポーラス材料学。 1992年日本金属学会功績賞、2001年関西ベンチャービジネス大賞受賞。 林 安徳(ハヤシ ヤスノリ) 九州大学名誉教授。工学博士。 1962年東京大学工学部応用物理学科卒業(66年東京大学大学院博士課程中退)。73年九州大学工学部講師、74年同助教授、83年同教授、2002年同定年退職。 専門は表面および薄膜工学。 1988年日本鉄鋼協会西山記念賞、93年日本鋳物協会小林賞、2001年粉体粉末治金協会技術進歩賞受賞。“2001 International Association for Hydrogen Energy Permanen Working International Scientific Committee on Hydrogen Treatment of Materials, Diploma”。 深井 有(フカイ ユウ) 中央大学理工学部物理科教授。理学博士。 1963年東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。中央大学理工学部専任講師、助教授を経て、71年より現職。 専門は金属物性。特に、金属―水素合金。 1970年応用物理学会賞、74年および98年金属学会論文賞受賞。 藤井 博信(フジイ ヒロノブ) 広島大学自然科学研究支援開発センター長/教授。理学博士。 1968年広島大学大学院理学研究科博士課程修了。広島大学教養学部助手、同大学総合科学部助教授を経て、86年より同教授、2003年より現職。 専門は材料物性。特に、磁性材料、水素貯蔵材料。 1997年金属学会論文賞、98年国際水素材料機能協会業績賞、2000年中国文化賞受賞。 水林 博(ミズバヤシ ヒロシ) 筑波大学物質工学系教授。工学博士。 1968年東北大学工学部原子核工学科卒業、70年同大学大学院工学研究科修士課程修了。 70年日本原子力研究所所員、78年筑波大学物質工学系講師、85年同助教授、95年同教授。 専門は結晶欠陥(非晶質合金、ナノ結晶、薄膜)。 山口 明(ヤマグチ アキラ) 岩手大学工学部材料物性工学科助教授。工学博士。 1986年東京大学工学部金属材料学科卒業、88年同大学大学院工学系研究科金属材料学専攻修士課程修了、92年同博士課程修了。博士(工学)取得。92年東京大学生産技術研究所助手、93年岩手大学工学部材料物性工学科講師、99年同大学地域共同研究センター助教授、2002年同大学工学部材料物性工学科助教授、現在に至る。 専門は薄膜材料学。特に、薄膜の磁性・輸送的性質に関する研究。最近は水素との関係に興味をもつ。 山本 雅彦(ヤマモト マサヒコ) 大阪大学大学院工学研究科マテリアル科学専攻教授。工学博士。 1966年大阪大学工学部冶金学科卒業、68年同大学大学院工学研究科修士課程修了。大阪大学工学部助手、助教授を経て、89年より現職。この間、米国コーネル大学客員研究員、同客員助教授、科研費基盤研究S超高集積磁性メモリセル代表、科学技術振興調整費阪大フロンティア研究機構プロジェクトサブリーダー、21世紀COE「構造・機能先進材料デザイン研究拠点形成」機能デバイスに関する研究教育プロジェクトリーダー。 専門は材料物性学、薄膜工学、表界面物理学。最近は特に、高機能・高知能をもつ人工格子・人工物質、超高集積磁性メモリセル、スピン情報の記録・伝送・演算、バイオスピニックスなど。 1973年&92年金属学会組織写真賞、92年International Metallographic Award、2002年ICMFS Best Poster Award、03年金属学会増本量賞を受賞。 吉村 博文(ヨシムラ ヒロフミ) 福山大学工学部機械工学科(機能材料研究室)教授。工学博士。 1966年大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。新日本製鉄(株)八幡・光技術研究所、カナダ国立金属材料研究所などを経て、95年より現職。 専門は機械材料学。特に、金属系機能材料。現在は生物材料に関心をもつ。 1995年日本金属学会技術賞受賞。 米津 育郎(ヨネヅ イクオ) 三洋電機株式会社モバイルエナジーカンパニーR&Dビジネスユニット ビジネスユニットリーダー兼エナジー研究所長。工学博士。 1978年大阪大学工学部応用化学科卒業、80年同大学大学院工学研究科応用化学専攻博士前期課程修了。80年三洋電機株式会社入社、2002年より現職。 専門は新型二次電池技術、水素吸蔵合金材料、水素吸蔵合金利用技術。 1992年大阪工業技術振興会富久賞、97年日本希土類学会技術賞(藤森賞)受賞。 |