第17回「大学と科学」星の誕生−天の川、マゼラン銀河、そして私たち
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長谷川哲夫(ハセガワ テツオ) 国立天文台電波天文学研究系教授。理学博士。 1978年東京大学理学部物理学科卒業。80年東京大学大学院理学系研究科修士課程(天文学専門課程)修了。 東京大学助手として野辺山宇宙電波観測所の建設に参加、完成後は45m電波望遠鏡を使った星の誕生の研究を行う。1988年より東京大学理学部天文学教育研究センター助教授として口径60cmの小型電波望遠鏡を日本とチリにおいて銀河系を観測するプロジェクトを遂行。2000年より現職。 専門は電波天文学。 北米、ヨーロッパ、日本が共同で建設するアンデスの巨大望遠鏡「アルマ」計画の日本側プロジェクトサイエンティストとして計画を推進している。 1988年日本天文学会研究奨励賞受賞。 福井 康雄(フクイ ヤスオ) 名古屋大学大学院理学研究科天体物理学研究室教授。 1974年東京大学理学部天文学科卒業。東京大学大学院博士課程修了。 名古屋大学理学部助教授を経て、93年より現職。 専門は電波天文学。星・星団の形成を研究テーマとする。 1987年第1回バイヌバップ賞(インド天文学会)、95年第2回日産科学賞(日産科学振興財団)、2001年第54回中日文化賞などを受賞。 長田 哲也(ナガタ テツヤ) 名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻Z研助教授。理学博士。 1980年京都大学理学部卒業。85年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。 ハワイ大学天文学研究所PDF、京都大学理学部助手を経て、95年より現職。 専門は赤外線天文学。特に銀河系中心部の星形成に関心をもっている。 芝井 広(シバイ ヒロシ) 名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻教授、宇宙科学研究所客員教授。 1978年京都大学理学部卒業。80年京都大学大学院修士課程修了。82年京都大学大学院博士後期課程中途退学。 宇宙科学研究所助手、助教授を経て、1997年より現職。 専門は赤外線天体物理学。特に遠赤外線観測による星生成・銀河生成現象の研究に携わる。現在は2005年に打ち上げられる赤外線天文衛星ASTRO-Fによる赤外線銀河の統計的研究に取り組んでいる。 小山 勝二(コヤマ カツジ) 京都大学大学院理学研究科物理学第二教室宇宙線研究室教授。理学博士。 1968年京都大学理学部物理学科卒業。70年京都大学大学院理学研究科物理第二専門課程修士課程修了。73年京都大学大学院理学研究科物理第二専門課程博士課程修了。76年理学博士(京都大学)取得 1973年日本学術振興会奨励研究員(東京大学原子核研究所)、75年東京大学宇宙航空研究所助手、81年宇宙科学研究所助手(配置換)、87年宇宙科学研究所助教授、88年名古屋大学理学部助教授、91年京都大学理学部教授を経て、95年より現職。 専門はX線天文学。 1980年朝日賞(グループ授賞)、94年井上学術賞、98年林忠四郎賞受賞。 佐藤 修二(サトウ シュウジ) 名古屋大学大学院理学研究科光・赤外線天文学研究室教授。理学博士。 1968年京都大学理学部物理学科卒業。73年京都大学大学院博士課程修了。 1973年京都大学理学部助手、87年東京大学東京天文台助教授、88年国立天文台光学赤外線天文学研究系助教授、92年名古屋大学理学部教授を経て、95年より現職。 専門は光赤外線天文学。 長嶋 千恵(ナガシマ チエ) 国立天文台光学赤外線天文学・観測システム研究系科学研究員。理学博士。 1997年名古屋大学理学部物理学科卒業。99年名古屋大学大学院理学研究科博士課程(前期)修了。2002年11月まで名古屋大学の佐藤修二教授のもとで赤外線天文学と観測装置開発を学んでいた。 小川 英夫(オガワ ヒデオ) 大阪府立大学総合科学部自然環境科学科宇宙物理学研究室教授。理学博士。 1965年3月名古屋大学理学部物理学科卒業。 名古屋大学理学部助教授を経て、99年より現職。 専門は電波天文学、特にミリ波電波の検出。現在は超伝導受信器に関心をもつ。 1993年第20回環境賞受賞。 林 正彦(ハヤシ マサヒコ) 国立天文台ハワイ観測所教授。 1981年東京大学理学部天文学科卒業。86年東京大学大学院博士課程修了。 1986年日本学術振興会特別研究員、87年東京大学理学部助手、94年国立天文台大型光学赤外線望遠鏡推進部助教授を経て、98年より現職。 専門は電波および赤外線天文学。特に星・惑星系の形成の研究。 郷田 直輝(ゴウダ ナオテル) 国立天文台位置天文・天体力学研究系教授。理学博士。 1984年京都大学理学部宇宙物理学科卒業。1989年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。 京都大学理学部助手、大阪大学大学院理学研究科助教授を経て、1999年より現職。 専門は宇宙論と銀河物理学、特に宇宙の大構造と銀河の形成、および銀河の力学構造と重力多体系の非線形現象の解析など。現在は、赤外線高精度位置天文観測衛星計画(JASMINE計画)を検討中。 西 亮一(ニシ リョウイチ) 新潟大学理学部物理学科宇宙物理学研究室助教授。 1987年京都大学理学部卒業。1992年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。 京都大学大学院理学研究科助手を経て、2002年より現職。 専門は宇宙物理学。特に星形成、銀河形成。現在は宇宙最初期天体の形成に関心をもつ。 谷口 義明(タニグチ ヨシアキ) 東北大学大学院理学研究科天文学教室助教授。理学博士。 1978年東北大学理学部天文学科卒業。 1987年東京大学東京天文台助手、88年天文学教育研究センター助手を経て、91年より現職。 専門は銀河天文学。特に銀河の形成と進化、活動銀河核・ブラックホールにも関心をもつ。 田村 元秀(タムラ モトヒデ) 国立天文台光学赤外線天文学・観測システム研究系助教授。理学博士。 1983年京都大学理学部物理学科卒業。88年京都大学大学院博士課程終了。理学博士学位取得。 マサチューセッツ大学、アメリカ国立光学天文台、およびジェット推進研究所でポスドク、国立天文台助手を経て、1998年より現職。 専門は赤外線天文学。特に星・惑星形成。系外惑星検出にも関心が高い。 観山 正見(ミヤマ ショウケン) 国立天文台理論天文学研究系教授。理学博士。 1975年京都大学理学部卒業。81年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。 京都大学理学部助手、国立天文台理論天文学研究系助教授を経て、92年より現職。 専門は理論天文学。特に星・惑星系形成過程。現在は太陽系外の惑星探査に関心をもつ。 池内 了(イケウチ サトル) 名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻教授。理学博士。 1967年京都大学理学部物理学科卒業。72年京都大学大学院博士課程修了。 1972年京都大学理学部助手、77年北海道大学理学部助教授、84年東京大学東京天文台助教授、88年国立天文台教授、92年大阪大学理学部教授を経て、97年より現職。 永原 裕子(ナガハラ ヒロコ) 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻教授。 1983年東京大学大学院博士課程修了。 東京大学理学部助手、東京大学助教授を経て、2001年より現職。 専門は惑星科学、岩石学。現在は若い星の周りの固体物質形成に関心をもつ。 1986年山崎賞、2001年猿橋賞受賞。 |