沖縄社会と日系人・外国人・アメラジアン−新たな出会いとつながりをめざして−
|
著者の情報は書籍刊行時のものです。 ------------------------------------------------------------ 鈴木 規之(すずき のりゆき) 琉球大学法文学部人間科学科(国際社会学)教授 一九九二年筑波大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(社会学)。九二年琉球大学講師、九三年琉球大学法文学部助教授を経て、九八年琉球大学法文学部教授、現在に至る。 専門は国際社会学・東南アジア地域研究。特に、グローバル化の中でのアジアと沖縄、タイを中心とした東南アジア社会の開発と市民社会化、文化変容とジャパナイゼーションの研究に関心を持つ。 野入 直美(のいり なおみ) 琉球大学法文学部人間科学科(比較社会学)助教授 一九九四年立命館大学大学院応用社会学研究科博士課程修了。社会学修士。九四年琉球大学講師、九八年琉球大学法文学部助教授、現在に至る。 専門は比較社会学。特に沖縄をめぐる越境的ネットワークとアイデンティティ、アメラジアンの教育権保障、教育の場における日本人生徒と外国にルーツを持つ生徒のあいだの関係性に関心を持つ。 崎濱 佳代(さきはま かよ) 慶應義塾大学社会学研究科博士課程在籍。 二〇〇四年三月琉球大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了。社会学修士。〇五年四月より現籍。 専門は社会学。 石川 友紀(いしかわ とものり) 琉球大学名誉教授 一九三九年沖縄県生まれ。六九年広島大学大学院文学研究科博士課程地理学専攻単位取得満期退学。八二年広島大学より文学博士の学位を授与。 七八年より文部省科学研究費補助金による海外学術調査「南米における沖縄県出身移民に関する地理学的研究」に従事する。沖縄県内の地域史編集の中で、移民編の編纂事業に広くかかわる。日本地理学会・人文地理学会・日本移民学会・日本ラテンアメリカ学会会員。 主な著書に『日本移民の地理学的研究』(榕樹書林、一九九七年)、主な論文に「沖縄出移民の歴史とその要因の考察」(『史学研究』第一〇三号、一九六八年)、「日本出移民史における移民社会と契約社会について」(『琉球大学法文学部紀要』社会篇、第十四号、一九七〇年)、「日本移民研究のための基礎試論」(『季刊汎』創刊号、一九八六年)がある。 金城 宏幸(きんじょう ひろゆき) 琉球大学法文学部助教授 沖縄県生まれ。琉球大学、フィリピン大学大学院修了。(株)国際言語文化センター代表取締役などを経て、現職。 研究分野はスペイン語教育、言語社会学。 駒井 洋(こまい ひろし) 中京女子大学人文学部教授・人文学部長 筑波大学名誉教授 主な著書に、『グローバル化時代の日本型多文化共生社会』(明石書店、二〇〇六年)、『講座 グローバル化する日本と移民政策の課題』全六巻、監修(明石書店、〇二〜〇四年)ほか多数。 関根 政美(せきね まさみ) 慶應義塾大学法学部教授 メディア・コミュニケーション研究所所長 一九七四年慶應義塾大学法学部卒業。八九年、社会学博士(慶應義塾大学社会学研究科)。八九年、慶應義塾大学法学部教授。八九年〜九一年、註豪日本大使館専門調査員(キャンベラ)。九三年、慶應義塾大学新聞研究所(現メディア・コミュニケーション研究所)所長兼且現在に至る。専攻は、国際社会学、現代オーストラリア論。主な著書に『多文化主義時代の到来』(朝日新聞社、二〇〇〇年)、『マルチカルチュラル・オーストラリア』(成文堂、一九八九年)などがある。 国吉 サオリ(くによし さおり) 沖縄キリスト教学院大学非常勤職員 一九七四年ペルーリマ市生まれ。十五歳のとき、家族とともに沖縄に渡る。琉球大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了。専攻は国際社会学。 沖縄キリスト教短期大学非常勤講師、沖縄県観光商工部交流推進課非常勤職員を経て、現職。 主な論文に「沖縄におけるペルー日系人の文化変容」(『移民研究』創刊号、琉球大学移民研究センター、二〇〇五年)がある。 田島 久歳(たじま ひさとし) 城西国際大学人文学部国際文化学科助教授 一九八六年筑波大学大学院修士課程地域研究研究科修了。九二年同大学博士課程歴史・人類学研究科単位取得。九二年城西国際大学講師を経て、九八年より現職。 専門はラテンアメリカの歴史(特に十九世紀パラグアイおよびブラジルのナショナル・アイデンティティ創造)、ラテンアメリカ諸国出身日系人の日本社会への適応問題。 又吉 パトリシア(またよし ぱとりしあ) 日系三世。スペイン語講師、通訳。 アルゼンチン共和国ブエノスアイレス市出身。一九八七年に来日。九四年、琉球大学教育学部日本語教育専攻卒業。 現在、県立那覇西高等学校、琉球大学、沖縄国際大学、沖縄キリスト教学院大学などで非常勤講師。 九州・沖縄サミット首脳会合(二〇〇〇年)、第二回世界のウチナーンチュ大会(一九九五年)、第三回 同大会(二〇〇一年)などで通訳ボランティア経験 多数。 二〇〇六年七月、日本国籍に帰化。 國吉 薫(くによし かおる) 沖縄県観光商工部交流推進課主幹 県行政分野において、長く国際交流・協力にかかわる業務を担当。国際協力事業団(JICA)に県から出向し、ブラジルのサンパウロで技術協力、日系人支援などの業務に従事。県海外駐在員として、福健省福州市、台湾台北市で姉妹都市交流事業や県産品販売促進、企業誘致活動などに従事。海外県系人と沖縄県の文化、学術、経済などの交流を通したウチナーネットワークの拡充・深化を目的とした業務に取り組んでいる。 屋比久 カルロス(やびく かるろす) 一九九〇年に来沖。二〇〇一年京都外国語大学、スペイン・サラマンカ大学を卒業。貿易会社、沖縄市役所勤務を経て、現在、沖縄国際センターフロントにて勤務。 新垣 アントニオ(あらがき あんとにお) 一九七二年ペルーリマ市生まれ。九〇年に来日、九三年まで石川県でデカセギをする。九四年ペルーに帰国し、株式市場にて勤務。九六年に来沖、九八年までディアマンテスのマネージャーを務める。九八〜二〇〇五年ラテンバンドカチンバ1551のボーカルとして活動。 セイヤー みどり(せいやー みどり) アメラジアンスクール・イン・オキナワ代表理事 一九五九年沖縄県生まれ。薬剤師。九八年にほかの母親たちとともに民間の教育施設アメラジアンスクール・イン・オキナワを設立した。 比嘉 マリア(ひが まりあ) 一九四九年ブラジル生まれ。七三年十二月サンパウロ大学人文哲学部地理学科卒業。六八年一月〜七四年十二月小学校・中学校教員。七五年四月〜七七年三月琉球大学県費留学で初来沖。七七年五月〜七八年八月高校教員。七八年八月から沖縄に定住。 安藤 由美(あんどう よしみ) 琉球大学法文学部人間科学科教授(社会学) 一九九〇年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文学修士。九〇年琉球大学法文学部講師。同助教授を経て、九九年より現職。 〇三〜〇四年、国際交流基金フェローシップ・ハワイ東西センター客員研究員。 専門は家族社会学、ライフコース論。 |