脳を知る・創る・守る・育む 9
著者の情報は書籍刊行時のものです。
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伊藤 正男(いとう まさお)
NPO法人脳の世紀推進会議・理事長/(独)理化学研究所脳科学総合研究センター・特別顧問
一九五三年東京大学医学部卒業。東京大学医学部教授、理化学研究所脳科学総合研究センター所長などを経て、現職。
藤原賞、日本学士院賞・恩賜賞、日本国際賞、文化勲章、ロバート・ダウ神経科学賞(米国)、レジョン・ドヌール勲章、IPSEN財団賞(フランス)、ピータ・グルバー神経科学賞(米国)。
日本学士院会員、王立スウェーデン科学アカデミー、英国王立協会(ロイヤルソサエティ)、ロシア科学アカデミー、フランス科学アカデミーほか外国人会員。
専門分野は、脳神経生理学。抑制性シナプスのイオン過程の解析、小脳プルキンエ細胞の抑制作用の発見、小脳の運動学習機能の解明、シナプス可塑性長期抑圧の発見。

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西澤 潤一(にしざわ じゅんいち)
首都大学東京・学長
一九二六年九月一二日生まれ。四八年東北大学工学部電気工学科卒業。工学博士。東北大学教授、同大学総長、岩手県立大学学長等を経て、二〇〇五年四月より現職。
専門は、半導体工学・光通信。
一九七四年日本学士院賞、八九年文化勲章、二〇〇〇年IEEEエジソンメダル他受賞多数。
著書に『人類は八〇年で滅亡する』(東洋経済新報社/二〇〇〇)、『テラヘルツ波の基礎と応用』(工業調査会/二〇〇五)、『「悪魔のサイクル」へ挑む』(東洋経済新報社/二〇〇五)などがある。

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高橋 智幸(たかはし ともゆき)
東京大学大学院医学系研究科・教授。医学博士
一九七〇年東京医科歯科大学医学部卒業。七五年同大学院博士課程修了。七七〜八〇年ロンドン大学客員研究員。八〇年京都大学医学部助手、講師を経て、九三年より現職。
専門は、神経生理学、特にシナプスの生理学。
現在、伝達物質放出制御分子機構に関する研究を行っている。

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黒田 真也(くろだ しんや)
東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻生物情報科学・教授。医学博士
一九九一年神戸大学医学部卒業。九五年大阪大学大学院医学研究科大学院修了。九五年奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科助手、二〇〇二年東京大学大学院情報理工学系研究科生物情報科学各部教育特別プログラム特任助教授を経て、〇六年より現職。
専門はシステム生物学。
二〇〇六年文部科学省若手研究者賞受賞。

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山脇 成人(やまわき しげと)
広島大学大学院医歯薬学総合研究科精神神経医科学・教授。医学博士
一九七九年広島大学医学部医学科卒業。米国ワシントン大学医学部に留学後、国立呉病院精神科医長を経て、九〇年より広島大学医学部神経精神医学講座教授。大学院改組に伴い、二〇〇二年より現職。
専門は、精神医学、精神薬理学。特にうつ病の脳科学。国際老年精神神経薬理学会(ICGP)・理事長。
二〇〇二年に日本臨床精神神経薬理学会功労賞受賞。
著書『サイコオンコロジー:がん医療における心の医学』(診療新社/一九九七)などのほか、『今日の治療指針(精神疾患)』(医学書院/二〇〇五、二〇〇六)の責任編集を務める。

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加藤 忠史(かとう ただふみ)
(独)理化学研究所脳科学総合研究センター老化・精神疾患研究グループ・グループディレクター/精神疾患動態研究チーム・チームリーダー。医学博士一九八八年東京大学医学部卒業。東大病院精神神経科にて臨床研修後、滋賀医科大学精神科助手、東大病院精神神経科助手、講師を経て、現職。
専門は、双極性障害の脳科学。
一九九五年日本生物学的精神医学会学術賞受賞。
著書に『躁うつ病とつきあう』、『こころだって、からだです』(日本評論社刊)などがある。

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金澤 一郎(かなざわ いちろう)
国立精神・神経センター・総長
一九六七年東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部附属病院神経内科助手、ケンブリッジ大学薬理学教室客員研究員、筑波大学臨床医学系神経内科講師、同助教授、同教授などを経て、九一年東京大学医学部脳研神経内科教授に。九六年には文部省学術国際局科学官(併任)に。九七年東京大学大学院医学系研究科神経内科学教授、東京大学医学部附属病院長を経て、二〇〇二年東京大学を退官、東京大学名誉教授となり、国立精神・神経センター所長に就任後、〇三年から現職。宮内庁皇室医務主管(併任)、日本神経学会理事長。
研究領域は、大脳基底核・小脳疾患の臨床、中枢神経系の神経活性物質の探索、神経疾患の分子遺伝学。