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「ブレインサイエンス・レビュー」シリーズ

ブレインサイエンス･レビュー 2018

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2018年度版。
第30回塚原仲晃賞受賞の坂場武史氏（同志社大学大学院脳科学研究科）、樋口真人氏（放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター）の論文を含め、2015年度に学術研究助成を受けた17名の若手脳科学者たちの優れたオリジナル論文を収載。

判　　型	A5判並製・410	定　　価	3850 円
発行日	20180320	割引価格	3465 円（送料無料）
編著者	（公財）ブレインサイエンス振興財団　廣川信隆	ISBN	978-4-87805-157-9

図　Apoer2ノックアウトマウスでは興奮性ニューロンが辺縁帯内部へ侵入する（文献53より改変）
胎生12.5日（上）と14.5日（下）でそれぞれ早生まれ、遅生まれのニューロンをGFPで標識し8日後と5日後で観察するとApoer2ノックアウトマウスではコントロールに比べて辺縁帯に侵入したニューロン（矢印で示す）の数が増加している。スケールバー：50μm.

定　価： 3850 円
割引価格： 3465 円

はじめに
　（公財）ブレインサイエンス振興財団理事長　廣川　信隆
カルシウムシグナル光遺伝学ツールの開発と応用
　東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科　細胞生物学分野　石井　智浩
慢性疼痛が引き起こす前帯状回の興奮性および抑制性シナプス伝達の可塑性
　兵庫医科大学生理学神経生理部門　古賀　浩平
古典定義の打破と新CA2領域の出現、そして新たな海馬地図
　関西医科大学医学部生理学第一講座・講師　小原　圭吾
マイクログリアによるシナプス貪食と脳機能への影響
　東京大学大学院薬学系研究科　小山　隆太
中枢神経系におけるシナプス伝達の生理学
　同志社大学大学院脳科学研究科　坂場　武史
スパインの実空間・実時間イメージングへむけて
　金沢大学新学術創成研究機構・革新的総合バイオ研究コア・高速バイオAFM応用研究ユニット　柴田　幹大
エキソソーム放出障害による神経変性機序
　順天堂大学神経学講座　常深　泰司
神経細胞における一次繊毛の機能解析
　奈良先端科学技術大学院大学　バイオサイエンス研究科　神経システム生物学研究室　鳥山　道則
内因性カンナビノイドによるシナプス伝達調節機構の解明
　東京大学大学院医学系研究科　神経生理学分野　橋本谷　祐輝
網膜神経節細胞の機能解明
　慶應義塾大学医学部眼科学教室光生物学研究室　羽鳥　恵
モデルからヒトへ：アルツハイマー病の生体分子イメージング
　国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構　放射線医学総合研究所　樋口　真人
大脳皮質層構造形成時のニューロン移動におけるリーリンシグナルの機能
　慶應義塾大学医学部解剖学教室　廣田　ゆき
ミクログリアによる神経細胞の生存維持機構
　大阪大学大学院医学系研究科分子神経科学　藤田　幸
中枢概日時計の神経生理学的基盤の解明
　金沢大学医薬保健研究域医学系　統合神経生理学　三枝　理博
睡眠－覚醒のサイクルにおける海馬の情報処理機構
　大阪市立大学大学院医学研究科　水関　健司
自閉症関連因子FoxG1「量」が制御する回路形成機構
　東京女子医科大学　三好　悟一
投射ニューロンに着目した大脳皮質神経回路研究
　名古屋大学　環境医学研究所　神経系分野2　山下　貴之