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「大学と科学」シリーズ

第14回「大学と科学」生殖細胞－その誕生と振る舞い－

生殖細胞は生命を次世代に受け渡すという大事な役割をもつ。受精した卵子が細胞分裂を開始してまもなく、生殖細胞の起源となる細胞（始原生殖細胞）が生みだされる。始原生殖細胞は体の各組織をつくる細胞からわかれて独自の道筋をたどり、配偶子（卵子や精子）をつくりだす。（以下本文へ）

判　　型	B5版並製・188	定　　価	3240 円
発行日	2000.8.20	割引価格	2916 円
編著者	山本　正幸（東京大学大学院理学系研究科教授）	ISBN	978-4-906347-95-7

Aセッション　さまざまな生物で生殖細胞がつくられる仕組み
酵母にみる生殖細胞の起源　山本　正幸
プラナリア全能性細胞から生殖細胞への分化　渡辺　憲二
線虫における生殖細胞の形成　杉本亜砂子
ショウジョウバエにおける生殖細胞の形成　小林　悟
カエルの卵にみる減数分裂の原理　佐方　功幸
魚類における卵と精子のできる仕組み－性ホルモンの働き　長濱　嘉孝
Bセッション　生殖細胞の特質
植物における生殖細胞形成　岡田　清孝
個性を生みだす遺伝的組換えの仕組み　小川　智子
生殖細胞はなぜ不老不死か　石川　冬木
Cセッション　哺乳動物の生殖細胞と細胞工学
マウス原始生殖細胞の発生　松居　靖久
マウスにおける精子形成の機構　西宗　義武
マウスにおける雌雄生殖細胞の発生と分化　中辻　憲夫
体細胞を操作してクローン牛を作る　角田　幸雄
Dセッション　特別講演I
生殖細胞核と体細胞核の卵子への移植　柳町　隆造
Eセッション　特別講演II
生殖細胞研究と社会　米本　昌平
Fセッション　パネルディスカッション
生殖細胞の操作をめぐる諸問題　角田　幸雄・柳町　隆造・米本　昌平・毛利　秀雄・廣井　正彦