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「ブレインサイエンス・レビュー」シリーズ

ブレインサイエンス・レビュー2016

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2016年度版。
第28回塚原仲晃賞受賞の榎本和生氏（東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻脳機能学研究分野）、加藤忠史氏（国立研究開発法人理化学研究所脳科学総合研究センター）の論文を含め、2013年度に学術研究助成を受けた16名の若手脳科学者たちの優れたオリジナル論文を収載。

判　　型	A5判並製・344	定　　価	3520 円
発行日	2016.2.29	割引価格	3168 円（送料無料）
編著者	（公財）ブレインサイエンス振興財団	ISBN	978-4-87805-145-6

図2　新生ニューロン依存的なアストロサイトのトンネル
増殖抑制剤を6日間持続投与したあとのRMS（左）では新生ニューロンは減少し、アストロサイトのトンネル状配列も崩壊しているが、増殖抑制剤の投与を中止して10日後には（右）鎖状に連なった新生ニューロンの集団がみられ、アストロサイトのトンネルも再生している。

定　価： 3520 円
割引価格： 3168 円

目　次
はじめに
　（公財）ブレインサイエンス振興財団理事長　廣川　信隆
うつ病における手綱核過剰活性化の役割
　広島大学医歯薬保健学研究院（医）神経生物学　相澤　秀紀
神経突起発達におけるセプチン細胞骨格の役割
　名古屋大学理学部生命理学専攻細胞制御学グループ　上田（石原）　奈津実
神経活動依存的な神経回路形成
　埼玉医科大学医学部生理学　伊丹　千晶
新規ALS関連分子による分子病態の解明
　慶應義塾大学医学部神経内科　伊東　大介
カルシウムチャネルの新たな薬理学的制御をめざして
　名古屋市立大学大学院医学研究科　稲垣　彰
ニューロン固有の受容領域を規定する分子細胞基盤
　東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻脳機能学研究分野　榎本　和生
神経特異的前初期遺伝子Arcによるシナプス機能調節機構
　京都大学大学院医学研究科・メディカルイノベーションセンター　奥野　浩行
オレキシンニューロン選択的変性機序の解明
　熊本大学大学院生命科学研究部薬物活性学分野　香月　博志
双極性障害の神経生物学的研究基盤の探索
　国立研究開発法人理化学研究所脳科学総合研究センター　加藤　忠史
ニューロンの移動と反応性アストロサイト
　名古屋市立大学大学院医学研究科再生医学分野　金子　奈穂子
神経発生における遺伝子発現パターンの制御メカニズム
　東京大学大学院薬学系研究科分子生物学教室　岸　雄介
記憶や情動が経験に依存して変化する分子メカニズムの解析
　大阪大学大学院医学系研究科神経細胞生物学講座　近藤　誠
脳内で新生するニューロンと、中枢神経再生への応用
　筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構　坂口　昌徳
視交叉上核ニューロンの概日振動を調節するGz共役型オーファン受容体の同定
　京都大学大学院薬学研究科医薬創成情報科学講座　土居　雅夫
無意識的言語認知における処理深度とその脳内機構
　京都大学大学院医学研究科附属脳機能総合研究センター　中村　仁洋
興奮性シナプス制御の1分子イメージング
　国立精神・神経医療研究センター神経研究所　林　　崇