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「ブレインサイエンス・レビュー」シリーズ

ブレインサイエンス･レビュー 2019

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2019年度版。
第31回塚原仲晃賞受賞の磯田昌岐氏（自然科学研究機構生理学研究所）、安田涼平氏（マックスプランクフロリダ神経科学研究所）の論文を含め、2016年度に学術研究助成を受けた14名の若手脳科学者たちの優れたオリジナル論文を収載。

判　　型	A5判並製・332	定　　価	3850 円
発行日	2019.03.29	割引価格	3465 円（送料無料）
編著者	（公財）ブレインサイエンス振興財団　廣川信隆　板東武彦	ISBN	978-4-87805-160-9

図4　シナプス活動依存的なシナプス前後同時標識の戦略。遺伝子ベクターを第一次運動野に発現させた後、運動学習を負荷したマウスをin vivo 2光子励起イメージングを行った。矢頭：シナプス活動依存的にシナプス前部および後部が同時に標識されたシナプス。

定　価： 3850 円
割引価格： 3465 円

はじめに
　公益財団法人ブレインサイエンス振興財団理事長
　学士院会員、東京大学医学系研究科特任教授　廣川　信隆
序章　社会の中の脳科学
　公益財団法人ブレインサイエンス振興財団常務理事
　新潟大学名誉教授　板東　武彦
社会的認知機能のシステム的理解
　自然科学研究機構生理学研究所　認知行動発達機構研究部門　磯田　昌岐
発火タイミングに基づく匂い識別
　九州大学大学院医学研究院　今井　猛
レビー小体型認知症の早期診断法の確立
　京都大学大学院医学研究科　江川　斉宏
小脳興奮性可塑性に基づく神経細胞機能変化
　京都大学　白眉センター　大槻　元
アマクリン細胞サブタイプ特異的な情報処理
　名古屋大学大学院創薬科学研究科細胞薬効解析学分野
　名古屋大学高等研究院神経情報処理研究チーム
　科学技術振興機構さきがけ　小坂田　文隆
脊髄損傷後の神経回路再生
　北海道大学医学研究院先端的運動器機能解析・制御学講座　角家　健
円口類から探る、脊椎動物小脳の発生プランの進化
　兵庫医科大学生物学　菅原　文昭
海馬記憶エングラムは場所ではなく経験を位置づける地図である
　理化学研究所脳神経科学研究センター
　神経回路・行動生理学研究チーム　田中　和正
脳タンパク質凝集の立体構造ダイナミクス
　金沢大学新学術創成研究機構ナノ生命科学研究所　中山　隆宏
シナプス小胞前駆体が軸索輸送される分子機構
　東北大学学際科学フロンティア研究所　丹羽　伸介
精神疾患の神経回路異常の解明にむけた機能的コネクトミクス法の開発
　群馬大学・生体調節研究所・脳病態制御分野
　JST・さきがけ　林（高木）　朗子
樹状突起スパインにおける生化学的情報処理：シナプス可塑性、学習、記憶への意義
　マックスプランクフロリダ神経科学研究所　安田　涼平
小脳におけるエピジェネティクス
　筑波大学医学医療系ゲノム生物学　山田　朋子
受容体チロシン脱リン酸化酵素PTPδとそのリガンド群の担うシナプス形成調節
　富山大学大学院医学薬学研究部（医学）分子神経科学講座　吉田　知之