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「ブレインサイエンス・レビュー」シリーズ

ブレインサイエンス･レビュー 2020

公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2020年度版。
第32回塚原仲晃賞受賞の内田直滋氏（ハーバード大学分子生物学部）の論文を含め、2017年度に学術研究助成を受けた14名の若手脳科学者たちの優れたオリジナル論文を収載。

判　　型	A5判並製・346	定　　価	3300 円
発行日	2020.03.20	割引価格	2970 円
編著者	（公財）ブレインサイエンス振興財団　廣川信隆　板東武彦	ISBN	978-4-87805-164-7

図1　SCPNsのマイクロカラム構造（文献23）より改変）
生後6日のマウス視覚野。（マゼンタ）TOTO3による核染色。（緑）id2 mRNA。左と右は同一視野。（左）核染色のみでは構造は見られない。（右）id2を発現するSCPNsがマイクロカラムを形成し、id2を発現しない細胞に挟まれている。

定　価： 3300 円
割引価格： 2970 円

はじめに
　公益財団法人ブレインサイエンス振興財団理事長
　学士院会員、東京大学医学系研究科特任教授　廣川　信隆
序章　生命科学と生物倫理
　公益財団法人ブレインサイエンス振興財団常務理事
　新潟大学名誉教授　板東　武彦
光学的手法による脳内情報処理基盤の解明
　自然科学研究機構生理学研究所・生体恒常性発達研究部門　揚妻　正和
接近回避葛藤下の意思決定を制御する前帯状皮質－ストリオソーム回路
　京都大学白眉センター・霊長類研究所　雨森　賢一
強化学習とドーパミンの多様性
　1. ハーバード大学分子生物学部、2. 大阪市立大学医学部神経生理学分野
　松本　英之1, 2、内田　光子1、内田　直滋1
多感覚統合のdivisive normalizationモデル
　東北大学大学院医学系研究科生体システム生理学分野　大城　朝一
休止期神経幹細胞の再活性化機構
　京都大学大学院生命科学研究科システム機能学准教授　菅田　浩司
神経膠腫が大脳皮質に及ぼす機能的・構造的影響
　昭和大学医学部内科学講座脳神経内科学部門講師　金野　竜太
剥離手法を応用した生体埋植蛍光イメージセンサの高感度化
　奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科物質科学領域　笹川　清隆
高次脳機能の概日変化とその分子メカニズム
　東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻　清水　貴美子
アストロサイトの神経細胞保護機構
　新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生化学分野　照沼　美穂
神経変性疾患の患者脳に蓄積するタンパク質凝集体のプリオン様性質
　東京都医学総合研究所・認知症プロジェクト　野中　隆
海馬長期増強の分子機構：CaMKⅡの新規調節機構
　京都大学大学院医学研究科　林　康紀
新規睡眠制御分子同定による睡眠覚醒機構の解明を目指して
　東邦大学医学部解剖学講座教授
　筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構教授（WPI-IIIS）　船戸　弘正
大脳皮質単位回路とその計算モデル
　研究開発法人理化学研究所脳神経科学研究センター
　現・株式会社リコー創薬事業室・バイオメディカル研究室　細谷　俊彦
霊長類脳のin vivo 2光子カルシウムイメージング
　理化学研究所脳神経科学研究センター脳機能動態学連携研究チーム　正水　芳人